女性のオナニーの科学的なメリット4選

オナニーでは、性器や身体を自分で性的に刺激して気持ちよくなる行為です。

 

自慰行為頻度を調べた日本の研究(2020年/JexSexSurvey)で、「オナニーをした事がある女性」は6割であり、4人1人は月に1回以上の頻度でおこなっており、ほぼ毎日している人もいます。

 

ですが、なかなか周りの人にも話しづらい話題であり「オナニーに恥や罪悪感」を持っている人も少なくありません。

 

女性がオナニーをしたくなる事は、一つも悪いことではありませんし、女性がマスターベーションをする事で身体に良い事だらけで素敵な事で溢れているんです。なので、今回、女性の自慰行為で得られる科学的なメリットをお話します。

 

気分を高める

「なんかイライラして気分が優れない」「嫌な事があった」場合にオナニーは役立つ事があります。

 

オナニーをする事で、複数の幸せホルモンが分泌されますが、その中でも「ドーパミン」が分泌されることでポジティブな感情が生まれ気分を高める事ができます。

 

他にも、エンドルフィン、テストステロン、プロラクチン、オキシトシンといったホルモンの働きにより、気分が高まるだけでなく、ストレス緩和の効果も期待できるのです。

 

研究で、オキシトシンが増加する事でストレスにホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌を抑える事ができる為、交感神経から副交感神経にシフトしてリラックスしやすい事が分かっているのです。

 

眠りやすい

「なかなか寝付けない」「ゆっくり眠りたい」場合にオナニーは役立つ事があります。

 

オナニーにより分泌されるオキシトシンは、ストレス軽減効果が期待できるので、睡眠を妨げるストレスを軽減させる事で睡眠に入りやすくなる可能性が高まります。

 

また、セロトニン、ノルエピネフリンの2つのホルモンも分泌されますが、睡眠の質に重要な睡眠サイクルであるレム睡眠やノンレム睡眠の調節に関与していることが分かっているので、質の良い睡眠にメリットがある可能性があるのです。

 

睡眠の質が高まれば、健康的にもなりますし、セロトニン、ノルエピネフリンは免疫機能において重要な役割を担っている「サイトカイン」という低分子のタンパク質も放出されるので、免疫機能が改善される可能性もありますね。

 

オーガズムに達しやすくなる

「セックスで上手くイケない」「オーガズムに達しにくい」場合にオナニーは役立つ事があります。

 

女性のオナニーとオーガズムの達成率について調べた研究では、定期的にマスターベーションをする女性はマスターベーションをしない女性よりもセックスでオーガズムに達成する割合は約4倍高い事が分かりました。

 

女性の中には、オナニーをすることは、「パートナーに不満を感じているからと思われたり、男性に対して侮辱的な行為として受け取られる」と考える方もいる為、オナニーを控える女性もいるのです。

 

ですが、女性の中には「自分の体について学ぶため、よりよく理解するため」にマスターベーションを行なっている方もおり、マスターベーションはパートナーと共に排他的である必要はなく、補完的な役割を果たしてくれるのでより良いセックスをする為に役立つのです。

 

男性と比べて女性はセックスでオーガズムに達する割合が少ないのですが、オナニーによってオーガズムに達する感覚を脳に認識させておく事で、女性の場合には特にセックスでもオーガズムに達しやすくなるんです。

 

女性がオーガズムに達しやすくなる事で、女性自身もセックスを楽しめるようになるだけでなく、男性の満足度も上がりますので女性のオナニーは性行為にとっても良い事だらけなんですね。

 

痛みを和らげる

「生理痛がキツイ」「頭痛に悩まされてる」「様々な痛みを緩和したい」場合にオナニーは役立つ事があります。

 

研究で「片頭痛」を持つ60%が性的活動によって痛みが改善した事が分かりました。他にも背中の痛みなど身体のあらゆる痛みを緩和する期待もできる事が分かったのです。

 

そして、生理痛緩和の為にオナニーを行なっている女性もおり、ストレスが多いことで生理痛を報告する人は2倍以上増える事からも、痛みの緩和だけでなくストレス解消効果も期待できる事からマスターベーションは生理痛緩和ができる可能性が高まります。

 

オナニーによって、脳の自然な鎮痛剤と言われるエンドルフィンが放出される事で痛みをマヒさせる可能性があるので、「生理痛や頭痛など痛み」を緩和してくれる可能性があるのです。

 

ただ、オナニーによってみんな痛みを緩和したのではなく状況やタイミングによって痛みの悪化を感じた人もいたので全ての人が効果が得られるわけではありませんが、人によっては痛み緩和に大きく役立つことは確かですね。

 

まとめ

オナニーは、身体にとって凄い事だらけです。ですが「身体に良くない」「うつ病になりやすい」「セックスに悪い影響がある」の様な間違えた情報を鵜呑みにしてしまっている方どれも間違えです。

 

オナニーは身体に良い事が沢山なのでしたい方はして良いですし、したくない方は無理にする必要はないんですね。

 

参考論文

一般社団法人.本家族計画協会家族計画研究センター(2020年JexSexSurvey)

Women’s Masturbation: Experiences of Sexual Empowerment in a Primarily Sex-Positive Sample

A prospective study on sexual dysfunctions in depressed males and the response to treatment

The impact of sexual activity on idiopathic headaches: an observational study

Masturbation and orgasm as migraine headache treatment: Report of a case

Stress and dysmenorrhoea: a population based prospective study.

Sexual activity, health and well-being–the beneficial roles of coitus and masturbation. Sexual and relationship therapy.

Oxytocin, a mediator of anti-stress, well-being, social interaction, growth and healing

The role of serotonin and norepinephrine in sleep-waking activity

Personal factors that contribute to or impair women’s ability to achieve orgasm

What Does Research Tell Us About Women’s Experiences, Motives and Perceptions of Masturbation Within a Relationship Context?: A Systematic Review of Qualitative Studies

 

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