みなさんはどのくらいの頻度でオナニーをしていますか?オナニーには性的快感を得られるほかに、適切に行えばストレスの緩和、免疫力の向上、睡眠の質を高めるなど様々なメリットがあります。
そんな素敵なオナニーについて、研究や実験結果を基に科学的に理想とするオナニー頻度について今回お話ししていきます。
もくじ
平均的なオナニー頻度
男性の平均オナニー頻度は「1週間に2回程度」。女性の平均オナニー頻度は「2週間に1回程度」になります。
インディアナ大学キンゼイ研究所が実施した性的健康と行動の全国調査で5,865人を対象に調査をしました。18歳から59歳までの男性が月に数回から週に1回自慰行為をしたという回答が一番多く、60歳以上は自慰行為をしなかったという回答が多かったです。女性は1週間に1回~2週間に1回と幅の広い回答となりました。
2020年に日本で20~69歳対象に5029人の男女にオナニーの頻度調査では、男性は「1週間に1〜3回」が40%以上で大部分を占めています。女性は4人1人が月に1回以上しており「したことない」人が40%以上で大部分を占めてます。(2020年JexSexSurvey)
また、男女ともに加齢に伴いオナニーの頻度は落ちていき、女性よりも男性の方が高頻度で行っていることがわかります。
因みに、男性に質問したセクテクチャンネルのアンケート(9162票)では、「1週間に1〜3回」が46%ですが、「ほぼ毎日」も46%だったので、平均を遥かに上回るパワー溢れる男性が多く集まっていることがわかりますね!
理想的なオナニー頻度3選
理想的なオナニー頻度は、個人差があるので断定することができませんが男性限定になりますが研究によって様々な目安となる頻度があるのでお話しします。
月に21回以上
これはハーバード大学の研究で男性31,925人に行った平均月間射精頻度に関する自己報告データを分析した結果、月に21回以上射精をしている男性が4~7回の男性に比べて前立腺がんを発症する危険性が2割前後低かったことを明らかにしました。
月に21回するには、1週間で5回ほどオナニーを行う必要があるのでオナニー頻度は平均以上で高頻度になります。
3日に1回
性器器官である精嚢容積と射精量は関連があり容積に応じて増えるデータがあります。精嚢容積は射精後、小さくなり1日目〜3日目まで増加し続けます。つまり、精液量は3日間まで射精を我慢することで最大容量精液を射精する準備ができているということです。
体の機能は稼働させ続けなければ必然的に衰えていきますので、準備が整った機能を定期的に稼働させる意味でも3日に1回射精することは一つの理想的なオナニー頻度になります。
3日に1回は「1週間に2回程度」なので平均的なオナニー頻度になります。
7日に1回
浙江大学(せっこうだいがく)の研究データで射精を我慢したら7日目にテストステロン値が高まることが分かりました。ですがこの7日が過ぎるとテストステロン値が低下していき、また一定の値まで下がるので7日に1回のオナニーが男性ホルモンであるテストステロンの恩恵が多く受けることができます。
7日に1回も平均的なオナニー頻度より少し低いです。
オナ禁の科学的に効果は?
精子の質
オナ禁の期間にもよりますが精子に焦点を当てるなら「WHO」では、適切な禁欲期間について2日~7日を推奨しています。
2017年に2,458人の男性を対象に2~5日間オナ禁をして精子を調査した実験では、2日のオナ禁よりも5日のオナ禁の方が「精子の量」が向上しましたが、精子の運動量つまり「精子の質」が低下したという結果があります。なので、長すぎるオナ禁は精子にとっていい影響はないんですね。
ホルモンや運動面
体のホルモンや運動面に焦点をあてると「1週間オナニーをしなかった男性のテストステロンレベルが45.7%増加する」研究データや「射精した後にテストステロンレベルが向上したという」研究データからも完全に射精しなくなるよりは、一定期間オナ禁してから射精した方が恩恵があるんですね。
オナニー後の運動能力に問題が見られるといった話はよくあり、オナニーを我慢した方が運動能力が向上する話は多く広まっています。しかし、2019年に23~33歳の男性を対象に自慰行為をさせた翌日に運動能力を測定したところ身体運動パフォーマンスに変化がないことを明らかにしました。
長期間オナ禁をすることは科学的にはメリットよりもデメリットの方が大きいことがわかりますね。ただ、オナニーを科学的に考えるのもいいのですが、難しいこと抜きにしてしたい時にすることが一番に思えますね!
危険なオナニーと理想的なオナニー方法
オナニーの時に完全な勃起状態でなく半勃ち状態での射精を繰り返して行なってしまうと、「半勃ち射精」が体に染み付いてしまい、フル勃起がしづらくなってしまいます。
完全勃起ができなければ、勃起力も弱くなってしまうので、勃起持続力は弱くなります。また、セックスにおいて中折れなど支障もでてしまいやすくなるのです。
強い絶倫ペニスを作るには、普段から適当な作業オナニーをするのではなく、フル勃起状態での射精をする習慣オナニーが重要になるんですね。
因みに、勃起と射精は神経的にも解剖学的にも、全く違う現象なのでしっかりしっかり勃起していなくても射精が可能な人、勃起はできるのに射精ができない人もいるんですね。
男性で、今よりも「硬く、勃たせ続けたい」方は、シトルリンやアルギニンなどの「NO系成分」が含まれた夜のサプリメントをオナニーする前など日々取り入れることでポジティブケアをしてくれます。
NO系成分は、血管を広げて血流を促進させる効果があり、血管にある一酸化窒素(NO)の生成の働きを促すことで血流促進サポートにより大事な場所にも血流が流れ硬くなりやすい役割を果たします。
サプリメントは、治療とは違い即効性ではなく、日々の習慣改善と合わせて男性のコンディションを根本的な改善をしていく事が目的となるので副作用なども基本的になく、オナニーをする時や日々の生活の中でサプリを活用できます。
継続して飲み続ける習慣によって勃起機能にポジティブな影響をもたらしてくれますね。
NO系サプリメントを成分や価格帯から比較してランキングにしているので参考にしてください。
まとめ
健康面を考えると月に21日以上、性器機能を考えると3日に1回、テストステロン値を考えると7日に1回が理想となる回数ですが生活習慣や年齢など、人によってそれぞれ変わってきます。
なのでこの数値はあくまで参考となる目安として把握しておきましょう。無理にオナニーの回数を減らしたり、増やすことで日常生活に支障が出ては本末転倒です。それぞれのライフスタイルに合った素敵なオナライフを過ごしていきましょう!
■参考文献
・射精頻度は前立腺がん (PCa) のリスクと逆相関する可能性があることを示す証拠があります。
Ejaculation Frequency and Risk of Prostate Cancer: Updated Results with an Additional Decade of Follow-up(PMID: 27033442 PMCID: PMC5040619 DOI:10.1016/j.eururo.2016.03.027)
・禁欲7日目には血清テストステロンの明らかなピークが現れ、ベースラインの145.7%に達した
A research on the relationship between ejaculation and serum testosterone level in men(J Zhejiang Univ Sci. Mar-Apr 2003;4(2):236-40. doi: 10.1631/jzus.2003.0236.)
・禁欲期間が長くなるにつれて、DNA 断片化と MMP (ミトコンドリア損傷) の割合は悪化しました。
About the National Survey of Sexual Health and Behavior(https://nationalsexstudy.indiana.edu/) Influence of the abstinence period on human sperm quality: analysis of 2,458 semen samples(JBRA Assist Reprod. 2017 Oct-Dec; 21(4): 306–312. doi: 10.5935/1518-0557.20170052)
・運動前夜の性行為によるオーガズムは SBP を低下させる可能性がありますが、3 つの条件のいずれにおいても運動パフォーマンスに統計的に有意な差を示すことはできませんでした。
Sexual Activity the Night Before Exercise Does Not Affect Various Measures of Physical Exercise Performance(2019 Jun; 7(2): 235–240. Published online 2019 Jan 21. doi: 10.1016/j.esxm.2018.12.002 PMCID: PMC6522944 )
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