【図解】テストステロンの効果8選!性欲・勃起・筋肉・社会的成功を科学的に解説

男性のみなさんは、自分のやる気や性欲、さらには仕事での成功まで「たったひとつのホルモン」に左右されていることをご存じでしょうか?

その正体が テストステロン、別名「モテホルモン」「パフォーマンスホルモン」です。性欲や勃起力といった夜の元気だけでなく、筋肉や体型、集中力、そしてキャリアの成果にまで大きく関わる重要な存在。

この記事では、テストステロンがもたらす効果やメリットを、科学的エビデンスをもとに分かりやすく解説していきます。

テストステロンとは?基礎知識

テストステロンは、男性ホルモンの代表格として知られるステロイドホルモンです。主に睾丸(精巣)で95%以上が産生され、残りは副腎などでも作られます。女性の体内にも少量は存在しますが、男性にとっては「生殖・筋肉・骨格・精神活動」など幅広い機能に影響する重要なホルモンです。

20代をピークに分泌量は徐々に減少し、30代以降は年間およそ1%ずつ低下するといわれています。この減少が進むと、性欲低下や体型の変化、集中力の衰え、気分の落ち込みなど「加齢による男性の不調」に直結します。

テストステロンは単なる「性ホルモン」ではなく、

  • 身体の活力
  • 精神の安定
  • 社会的な積極性

を支える、まさに人生のパフォーマンスホルモンといえる存在なのです。

テストステロンの効果8選

社会的成功

テストステロンが高いことで、社会的に成功する可能性が高いです。

テストステロンと収入の関係に関する研究では、テストステロンのレベルが高い男性が、経済的にも社会的にも成功している可能性が高い事がわかりました。

また、失業中を含めた25歳から64歳の男性2,115人のデータを分析した結果、テストステロン値が中程度から高いグループは、低いグループに比べて、失業リスクが減少し、失業しても早くに再就職する可能性が高いことがわかりました。

118人の男性に対してテストステロンレベルとタスクに対する忍耐力について調べた研究で、解決が難しい問題だとしても忍耐力が高く粘り強い事がわかりました。

そして、テストステロンが高い事で、自己利益を考え、利己的動機による社会的行動を促進する事がわかりました。つまり、自分の地位や評価のために人助けやボランティア活動などするんですね。

このことからも、テストステロンが高いことで、積極的に仕事に取り組み、失敗しても諦めない力も高いので、収入が高くなる傾向にあり、社会的に評価が上がる行動を遂行する傾向もあるので、社会的に成功しやすいと言えますね。

筋肉量の高まり

テストステロンは、体型と大きな関係があります。

テストステロンが低下する事で、筋肉がつきにくく、肥満になりやすく、骨密度が低下してしまう恐れがあります。

テストステロンとBMIの関連を調べた研究では、テストステロン量が低いほどBMIが高い、つまり、肥満度が高いことが分かっています。体脂肪が増えると、テストステロンを女性ホルモンに変える酵素が増加してしまうのです。実際にBMIが25を超える男性は標準体重の男性と比べて40%もテストステロンが低いことが分かったのです。

ただ、痩せすぎもテストステロンによくなく、体脂肪率を5%まで絞り込むと、テストステロンが20%低下したデータもありますので、適度な体重維持をすることが大切です。

なので、適度に食べて、適度に有酸素運動や筋トレをする事でテストステロンにポジティブな影響を与えることで、スタイリッシュな体型を維持することができますね。

生命力の昂り

テストステロンは生命力の根源と言えるホルモンであり、テストステロンの分泌量が減る事で、性欲が減少するだけでなく、陰茎に血液を流すの力が少なくなってしまうので勃起不全の原因となってしまう場合があります。

このような性的パフォーマンスだけでなく、テストステロンの分泌量が減る事で、心身ともに大きな影響をもたらします。

メンタルの悪化

神経細胞やドーパミンという物質に働きかけて気分を安定させることができるテストステロンが少ない事で、メンタルが徐々に悪化しやすいです。

脂肪量の増加

テストステロンが少ないと、中性脂肪の分解が促進されて、体の中の脂肪が増えやすくなり、お腹周りが太りやすくなります。

睡眠の質低下

テストステロンの低下が睡眠時無呼吸症候群や夜間頻尿の発症と関係している事からも睡眠の質が落ちます。

死亡率の増加

テストステロンは、健康全般にポジティブに働かせる作用がある事からも、男性ホルモンが低い人ほど生存率も低く、寿命が短くなることが分かっています。

テストステロンは、人生の幸福度だけでなく病気になる確率も高くなり、寿命にも関わってくるので、早くの改善を試みる事が大切なのですね。

勃起力の高まり

テストステロンは勃起能力に直接的な影響があります。

最初に、目や耳、さらには私たちの想像力から生まれる性的な刺激が、脳に伝わります。それが「勃起」が始まる最初の一歩なのです。

次に、脳は神経を通じて、筋肉や血管にリラックスするように指示します。そうすると、リラックスした血管には血液がたくさん流れ込み、陰茎が大きくなります。

ここで、テストステロンというホルモンの役割が重要になります。テストステロンは、血管をリラックスさせるために必要な一酸化窒素(NO)を作り出すお手伝いをするのです。さらに、男性機能を維持する細胞や神経伝達物質の形成にも使われます

テストステロンと勃起に関する論文を分析した結果、低テストステロンの男性は、性欲が低下して正常な勃起ができなくなりEDとなる可能性が高い事が研究で分かりました。

つまり、テストステロンは、陰茎の健康を保つため、そして勃起のしくみを作るために、とても「大切」なホルモンなのです。

性欲の高まり

テストステロンは、人がムラっと内なる衝動を感じる気持ち、いわゆる「性欲」に大きく関わっています。

「性欲」はとても複雑な心の動きで、テストステロンがどう働いて性欲を高めるのか、まだ詳しくは分かっていません。

ですが、低テストステロンの男性は、正常な勃起ができなくなりEDとなる可能性が高く、性欲が低いと報告した男性は、テストステロン値が低い可能性が高いことがわかりました。

テストステロンは、20代をピークに加齢に伴い徐々に低下していく傾向にあります。人によっては30代以降は年に1%低下する場合もあるので、40代を超えてくる頃には、テストステロン値に個人差が大きく出てくるのです。

なので、年齢を重ねていくにつれて、ムラムラ感が無くなってきたと感じているのでしたら、テストステロンが低下している事によって、性欲低下にも影響をしている可能性が高いのです。

精子力の高まり

テストステロンは、精子の質に影響を与える可能性があります。

精子も睾丸から作り出されるように、テストステロンは、脳からの指令により、95%が睾丸で産生されます。

なので、テストステロンが十分に分泌されている事で、睾丸もしっかりと働くことができて、健康的な精子が作られやすいと考えることができます。

テストステロンと精子の関連を調べた研究では、テストステロンレベルが高いから精子の質が良いとは限りませんが、テストステロンレベルが低い男性ほど精子の質も低い結果となりました。

また、テストステロンレベルが低いと体脂肪が増えやすくなり肥満になりやすく、肥満男性ほど精子の質が低くなることがわかっています。

テストステロン、命のホルモンと呼ばれるように、生殖機能においても、とても重要なホルモンになりますね。

賢者タイムの短縮

テストステロンは、夜のパフォーマンスに重要な「賢者タイムの時間(不応期の時間)」に大きく影響します。

テストステロンは、神経伝達物質の形成や一酸化窒素(NO)を作り出す手伝いをすることができますので、性欲や勃起機能にとって役立つ物質です。

更にそれだけでなく、ラットを対象とした実験ですが、去勢することによって不応期時間が長くなってしまうのですが、テストステロンによって不応期時間が短くなることが分かりました。

そして、テストステロンレベルと早漏の関係を調べた結果、比較的低いテストステロンの男性は、早漏のリスクと関連していることが分かりました。

つまり、テストステロンは「性欲」「勃起機能」「不応期時間」「早漏」にポジティブな影響がある最高の夜のパフォーマンスホルモンなのです。

薄毛との関係性

テストステロンと薄毛には直接的な関係性はないです。

テストステロンが高い人は、薄毛になりやすいと認識をしている方もいますが、薄毛の原因となるホルモンは「ジヒドロテストステロン(DHT)」であり、テストステロンとは別物です。

ジヒドロテストステロン(DHT)が作られるには、「テストステロン」と「5αリダクターゼ」の酵素と結びつく必要があり、「5αリダクターゼ」の活性度によって「テストステロン」との結びつきやすさは決まります。

そして、5αリダクターゼの活性度は先天的に決まる為、薄毛においてはテストステロン量の増減よりも5αリダクターゼの活性度が影響を及ぼすのです。

「テストステロン」と「5αリダクターゼ」の酵素との結びつきを防ぐためには、テストステロンを目の敵にするのではなく、AGA治療(プロペシア、ザガーロ)を服用する事が薄毛対策の為には効果的です。

まとめ

テストステロンは「モテホルモン」「パフォーマンスホルモン」と呼ばれるだけあり、性欲や勃起といった夜のパフォーマンスだけでなく、筋肉量・体型・寿命、さらにはキャリアや収入など社会的な成功にまで影響を与えることが分かっています。

加齢や生活習慣によって誰でも分泌量は低下していきますが、運動・睡眠・栄養・メンタルケアといった日常の工夫で改善できる部分は多く、早めに対策することで心身の健康と魅力を長く維持できます。

つまり、テストステロンを理解することは、自分の体と人生を理解することにつながります。これからも科学的エビデンスをもとに、テストステロンを味方につける方法を学び、よりエネルギッシュで魅力的な毎日を過ごしていきましょう。

朝から夜まで元気(プロモーション)

朝から夜まで元気で過ごすためには、日々の活力を意識することが大切です。力を発揮するためにも、健康維持に必要な成分を効率よく摂取するために、食事はとても大切であり、補助的にはサプリの利用価値が非常に高いです。

しかし、泌尿器科の研究では、50種類の活力サプリを分析した結果、109種類の成分のうち、活力を支える成分として認められたのはわずか25%でした。

さらに、活力を低下させるリスクがある成分も含まれていることが明らかになっています(Clemesha et al., 2020)。

研究で効果が報告された成分としては、亜鉛、マグネシウム、ビタミンD、トンカットアリ、ムクナ、フェヌグリーク、ショウガ等は、挙げられていました。

そのため、科学的に活力をサポートする成分のみを配合したサプリメントを選び、継続的に摂取することが重要です。

TEXYは、メンズを支える20倍濃縮トンカットアリエキス末を配合(9,000mg)、さらに亜鉛は吸収性に優れた「亜鉛酵母(3,360mg)」を配合した、T系サプリメントです。

さらに、相性の良いマグネシウム・ビタミンD・セレンを組み合わせ、吸収に着目した特許成分バイオペリン®で、年齢とともに変化する活力を意識した設計になっています。

「TEXY」は、それぞれ成分単体として摂取するのではなく、成分の組み合わせによって、より実感力を目指した科学的配合サプリなんですね。



シリーズ商品

「シトルリン」「アルギニン」「サビート」が配合されている「NOXY」や「ムクナ」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計なので、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。

サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。

下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。

【絶対に選んではいけない】男性向けサプリの正しい見極め方

9月 17, 2025

参考文献

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