【完全版】勃起力アップの科学|中高年からでもガチガチ11の行動

男性は、加齢によって徐々に勃起力や性欲が低下していく傾向にあります。中高年の男性は、特にホルモンの影響を受けやすく「年齢より若く見えて力強い男性」と「年齢よりも老けてみる男性」と大きく分かれてきます。

勃起力も高く性欲で溢れている男性は若く見えますし、自然と勃起力が上がる行動をしているので、今回、中高年でも勃起力を上げる科学的な方法をお話しします。  

 

勃起力の三種の神器|NO/テストステロン/ドーパミン

勃起機能と生活習慣は親密な関係性があるので、規則正しい生活を過ごすことが立つ力には大事になります。その中でも、血流促進効果が期待できる「NO」。活動力のパワー源となる「テストステロン」。原動力となりモチベーションを高める「ドーパミン」の3つは、男性機能と強く結びつきがあります。 NO(一酸化窒素)は、一酸化窒素のことで血管の内皮細胞から放出される物質で、血管の健康を促進し全身の機能をサポートすることで知られています。 テストステロン(TE)は、男性の健康と日常生活において中心的な役割を果たすホルモンで「身体的」「精神的」そして「性的なパフォーマンス」に影響を及ぼします。 ドーパミン(DO)は報酬、快楽物質とも呼ばれていて、「気分」「集中」「性欲」「男性機能」などを含む多くの身体機能において役割を果たす重要な神経伝達物質です。 NO(一酸化窒素)、テストステロン(TE)、ドーパミン(DO)は、それぞれが相互的にサポートする事が分かっていることから、どれか一つが欠けることなく全てがバランスよく備わっていることが男性機能にとって大事なことです。 では、勃起機能に効果的な食事を科学的に証明されたモノをそれぞれお話ししていきます。

 

勃起力が高まる11の行動

起床時と就寝前に水分補給

水分補給で血流促進!

こまめな水分補給は、血流を改善するのに手軽で効果的な方法です。水は人間の体内で最も多い成分であり、身体の60%を占めているのです。

血中の水分不足が起こってしまうと、血液量が減少してしまい、血圧が上昇して血流も悪くなってしまう可能性があるのです。

日本人男女60名(50歳〜75歳)を対象に水分摂取と健康の関連を調べた研究で、朝は起床時から2時間以内に1本、夜は就寝前2時間以内に1本、1日合計2本(1,100ml)を12週間継続摂取することで、血圧を低下させて体温上昇させる効果がある事が分かりました。

 

1時間に1回の歩行やマッサージ

デスクワークの方は要注意です!

長時間座り続ける生活は、血流悪化の大きな原因です。アメリカの研究によると、座位での長時間活動は血管の拡張能力を低下させますが、1時間ごとに5分間の歩行を行うことで血流が改善されることが示されました。

そして、筑波大学の研究では、1日に30分程度の散歩を行うことで血管機能の向上に役立ってくれると報告されています。 なので、仕事中や家でのリラックスタイムでも、1時間ごとに短い時間でも良いので立ち上がり、軽く身体を動かしたり、足をマッサージすることを心がけましょう。

 

週5回の入浴習慣

入浴は血管を拡張させ、血流を良くする効果があります。適切な温度のお湯に浸かることで、体全体の血流が促進され、ストレスも軽減されます。 日本人873名を対象に入浴習慣と健康状態を調べた研究では、「週5回」以上入浴習慣がある人は、より心血管機能を保護し、血流サポートをしてくれることが分かりました。

日常のルーティンに、リラックスできる入浴タイムを取り入れることが重要です。また、炭酸ガス系の入浴剤やリラックス効果の高い香りの入浴剤を使用することで、NOを分泌し、さらに血流改善効果を高めることができます。

短時間ストレッチ

筋肉が硬く強張ると、筋肉内の血流が悪くなり、正常な収縮と弛緩が妨げられ、血液の循環不良による様々な不調へと繋がります。なので、体のストレッチをすることでNOが分泌され血流改善のサポートをしてくれます。

そして、短時間だけでもストレッチをすることで効果があるのです。ストレッチは筋肉の強張りを解き、血流を改善する有効な手段になります。

ふくらはぎのストレッチ時間は2分でも効果があることが研究で示されたことからも、隙間時間に数分のふくらはぎのストレッチをする習慣をつけることで血流改善の効果が期待できますね。  

姿勢を良くする

姿勢が人生を大きくコントロールしますね。

姿勢を良くして生活するだけでもテストステロンにポジティブな影響があります。テストステロンと姿勢の関係を調べた研究で、肩をすくめた猫背の姿勢をとっている人と比べて、胸を張った姿勢を取っている時の方がテストステロンが高くなることが分かりました。

姿勢の良し悪しが健康に影響する事が分かっており、猫背になってしまっている事で、呼吸が浅くなり、不安感が高まりストレスを感じやすくなり、テストステロン分泌に悪影響を及ぼしてしまうのです。

日常的に猫背だったり下を向いている事が多いと感じている方は特に、胸を張り堂々とした姿勢を意識して日常生活を過ごしましょう。  

 

筋肉トレーニング

スクワットなど「ウエイトトレーニング」やランニングなど「有酸素運動」のどちらとも、テストステロンの増加に効果的な運動ですが、有酸素運動よりも筋肉トレーニングをした方が、短期間でのテストステロン値が高まる事が分かりました。

そして、肥満の男性は、正常なBMIの男性と比べて総テストステロンが低い事が研究で分かったのですが、ダイエットの為にカロリー制限をする事よりも、肥満だとしても運動をする事の方がテストステロンレベルは上昇します。

なので、テストステロンにとっては食事制限を考えるよりも優先して運動を行う方が効果的であり、有酸素運動よりも、筋肉トレーニングを優先して行った方が効果的です。  

瞑想トレーニング

今をあるがままに。

瞑想は、自律神経のバランスを整え、精神的な平和をもたらしますが、ドーパミンの増加にもつながります。 21の論文を分析した結果、瞑想の主な効果として、コルチゾールが低下してストレスの軽減、ドーパミンの合成と放出による喜びと幸福感の増加が発見されたので、モチベーションを高めたい時は、習慣的に瞑想の時間を設けましょう。

瞑想のやり方は、目を閉じで鼻から息を吸って鼻から息を吐いて自分の呼吸に意識を向け続ける事で、今この瞬間を集中する事で心が落ち着いてきます。数分でも瞑想する時間を確保するだけで不安感の解消効果が期待できます。  

日光浴

日光を浴びる事で、人間の体はビタミンDを生成してくれます。ビタミンDが不足してしまう事で、男性機能を低下させてしまうリスクが高くなってしまう事が分かっています。また、日光を多く浴びることでドーパミン受容体の活性が向上するため、日光を浴びることで、自然と気分が明るくなり、活動的になる手助けをしてくれます。

また、研究にて明るい光を身体に浴びる事でテストステロン分泌も上がり、性欲が向上する事が明らかにされました。さらに、日光に当たる事でストレス緩和、睡眠の質が高まる効果がある事からも、日光浴はドーパミンだけでなくテストステロンを高める効果的な行動です。

もし、デスクワーク中心なら積極的に散歩などして日光浴をする事が大切です。適切な日光浴時間は、地域や季節によって違いがありますが、夏なら15分、冬なら30分程度の日光浴にあたることが望ましいです。  

 

睡眠改善

十分な睡眠は、脳のドーパミン受容体の正常な機能を保つために不可欠です。研究によると、睡眠不足はドーパミン受容体の利用率を低下させ、集中力ややる気の減少を引き起こします。質の高い睡眠を確保することで、日中のパフォーマンスを最大限に引き出し、脳の健康を促進できます。

また、テストステロンの生成においても重要です。シカゴ大学の研究によると、1日わずか5時間の睡眠を1週間続けると、テストステロンレベルが10〜15%低下することが示されています。

成人に推奨される睡眠時間は毎晩7〜9時間なので、テストステロンの適切な生成と維持が促されます。

 

良質な睡眠を取るためにも「起床と就寝のルーティンを守る」「寝る前にリラックスする時間をとる」「騒音、光、温度など快適な就寝環境を作る」など意識することは大事です。  

 

音楽を聴く

音楽には無限の可能性が秘めています。音楽は単なる楽しみ以上のものであり、好きな音楽を聴くことは、音楽が脳に直接作用して脳にもポジティブな影響を与えます。

音楽は、感情を動かし、記憶を呼び覚ます強力なアイテムであり、好きな曲を聴くことで、ドーパミンの放出が促されることが研究で確認されています。情動的な興奮がピークに達した時、ドーパミンレベルが上昇します。一方で、好みではない音楽を聴いている時は、このようなドーパミンの活性化は確認されていません。

仕事で疲れたり、集中力が欠け始めたと感じたときなど、仕事の合間に短い音楽休憩を取り入れたり音楽の聴き方を工夫する事でドーパミンを高めて作業効率を高めることができますね。

 

立つ食事

血流促進効果が期待できる「NO」。活動力のパワー源となる「テストステロン」。原動力となりモチベーションを高める「ドーパミン」の3つを補助する食事は、男性機能をサポートするので、積極的に摂取をしていきましょう。

NOはL-アルギニンというアミノ酸から作られますが、この過程にはL-シトルリンという別のアミノ酸も関与しています。これらのアミノ酸は、赤肉、魚、鶏肉、豆類、大豆、ナッツといったタンパク質が豊富な食品に含まれています。

シトルリンは、スイカをはじめとしたウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸で、アルギニン同様に、アミノ酸の一種でNOを生成する役割を果たす成分です。

 

また「硝酸塩(NO3)」を豊富に含む食品は、NO3経路からNOを産生します。NO3は、ビートルートや緑を多く含んだ野菜に豊富に含まれています。

テストステロン生成には多種多様な栄養素が関わっているため、栄養素をバランスよく摂取することが大事であり、科学的に明らかにされた成分には、「トンカットアリ」がテストステロンを高める成分として複数の論文にて評価が高い(Aランク)ことが分かっています。

次いで「ムクナ」「フェヌグリーク」「シラジット」「亜鉛」「ビタミンD」「マグネシウム」なども評価が高いです。

そして、ドーパミンは、トランス脂肪が豊富な食品を長期にわたって摂取し続けることでドーパミンシグナルの伝達が弱まる可能性があるので、飽和脂肪を減らすことが大事です。

そして、ドーパミンを含む食品を外部から摂取するなら、L-ドーパを豊富に含む「ムクナ」が直的にサポートしてくれます。また、ドーパミンの生成材料の一つである「チロシン」も効果的です。      

まとめ

勃起力は「体質」ではなく「習慣」で変わります。ポイントは、

  • 血流を開く(NO):水分補給、1時間に1回の歩行、入浴、短時間ストレッチで流れを作る
  • ホルモンを守る(テストステロン):良姿勢・筋トレ・日光浴・十分な睡眠で活力を底上げ
  • やる気を点火(ドーパミン):瞑想・音楽・小さな達成とご褒美で原動力を継続

この3本柱はお互いに助け合います(NOはドーパミン機能を支え、テストステロンは気分・性行動を後押し)。だからこそバランスが最重要。今日からできる1つを始め、翌週にもう1つ足す。その積み重ねが、朝の立ち上がり、挿入時の硬さ、回復の速さに直結します。生涯現役は、特別な薬ではなく毎日の小さな継続です。

朝から夜まで元気(プロモーション)

自分らしく挑み続けるために、巡りが非常に大切です。必要な力をしっかり届けるためには、体内のNO(一酸化窒素)による巡りを意識したサポートが欠かせません。

しかし、食事だけでこのNO系成分を継続的に摂取し続けるのは、どうしても難しいもの

必要な成分を確実に摂取するためには、日々の食事だけでは量やバランスが足りない場合が多いです。

そこで、効率よく巡りをサポートするサプリメントの利用価値が高くなります。

NOXYは、巡りをサポートする成分であるアルギニン・シトルリン(30,000mg)に加え、アスリートにも注目されているNO3成分のビートルート(30,000mg)を配合した、男性向けのNO系サプリメントです。

さらに、吸収効率を高めるビタミンC・Eや特許成分バイオペリン®を配合し、芯からみなぎる力をサポートするよう設計されています。

他にも、メンズの活力に関する研究が多く行われている「葉酸」と相性がいい組み合わせである「ビタミンB6」「ビタミンB12」が配合された論文をベースに「成分の質」と「成分の相性」にこだわった男性向けNO系サプリメントです。



シリーズ商品

「トンカットアリ」「亜鉛酵母」が配合されている「TEXY」や「ムクナエキス」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計で、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。

サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。

下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。

【絶対に選んではいけない】男性向けサプリの正しい見極め方

9月 17, 2025

参考文献

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