「勃起力を高めたい!」そんな風に感じるとき、つい薬やサプリに頼りがちですが、実は日常の習慣を整えるだけで勃起機能は大きく変わります。
最新の研究では、日光浴でテストステロン分泌が高まり、入浴で血流が改善し、体重管理や禁煙によってEDリスクがぐっと下がることが報告されています。つまり、毎日のちょっとした生活の積み重ねが、そのまま「男性力の底上げ」につながるのです。
この記事では、日光浴・入浴・食事・運動・アルコールや喫煙・ポルノとの付き合い方など、科学的根拠に基づいた「勃起機能を高める生活習慣」をわかりやすく解説します。
日光浴習慣

日光浴をする事で総合的に勃起機能にアプローチします。
欧州神経精神薬理学会 (ECNP)の研究にて、明るい光を身体に浴びる事でテストステロン分泌も上がり、性欲が向上する事が明らかにされました。

また、ビタミンDと勃起機能の関連を調べた研究では、ビタミンDが不足してしまう事で、勃起不全(ED)を発症するリスクが高くなってしまうのですが、日光を浴びる事で、人間の体はビタミンDを生成してくれるのです。

適切な日光浴時間は、地域や季節によって違いがありますが、夏なら15分、冬なら30分程度の日光浴にあたることが望ましいです。

また、日光浴する時間帯は、朝起きたら日光にあたることで、脳内からセロトニンが分泌されて体内時計もリセットされるので睡眠の質も向上するので最適です。
ビタミンDは、普段から日光を浴びて体内で作り出すこともできますが「卵」「しいたけ、キクラゲ」「サンマ、サケ」など食品から摂取することも大切ですね。
入浴習慣

入浴習慣は、勃起機能にとって最適なケア方法になります。
人の体は温められる事で血管が拡張して、全身の血流が良くなる事で、血管機能に良い影響を与える事からも勃起機能にポジティブなアプローチをしてくれます。

また、入浴によって副交感神経が優位になりストレス緩和効果も期待できる事からも、血管が弛緩して血流促進効果が得られます。
理想的な入浴習慣方法は、複数の研究を基にまとめると「週5回」「お湯は39℃」「就寝の約90分前に15分〜20分程度」の入浴習慣をする事で、科学的に血流改善に最適です。

また、炭酸ガス系の入浴剤やラベンダーなど香りがある入浴剤を使用する事で、よりリラックス効果や血行促進効果を得られる可能性があることからも、自分に合った入浴剤を使用することは効果的ですね。
ポルノ調節

ポルノの視聴時間が長すぎることで、性的満足度や勃起機能が低下する可能性が高まります。
性的機能障害とポルノの使用との関連性を調査した研究では、ポルノの使用が勃起不全を引き起こす証拠は無いことが、ポルノの視聴時間が長すぎる場合には、男性機能に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
ポルノ視聴時間が週に30分未満の男性と比べて週に300分視聴した男性は、3〜4倍勃起不全を引き起こす可能性が高いことがわかりました。

また、ポルノによって脳が快楽物質であるドーパミンが多く分泌されることによってパートナーとの性行為にて性的満足度が低下してしまう可能性もあるのです。

なので、マスターベーションをする時にもポルノの視聴時間を少なくする。もしくは、ポルノを使用することなくイメージでの性的刺激を受ける習慣を身につけるなどで、ポルノ調整をすることが大切になりますね。
アルコール調整

アルコールの摂取量を調整する事で、性欲を高めて勃起力を高める要因になる可能性があります。
アルコールと男性機能の関係性について調べた研究では、アルコールはテストステロンを生成する睾丸の細胞を傷つけてしまい生殖能力の低下、テストステロンの生成自体を妨げてしまう事が分かったのです。

また、アルコールは脳と身体の神経伝達を抑制する為、性的刺激も陰茎に伝わりにくくなり勃起しにくくなるのです。

しかし、適度な飲酒なら短期的にテストステロン上がる研究データがあることからも、行為前に適度な飲酒をするなら、ストレスが低減し性欲が促進することにより、男性機能にプラスの効果を得やすいんですね。

厚生労働省によると成人男性であればアルコール換算で20g程度が「適量」です。例えば、「アルコール度数5%のビールロング缶1本(500ml)」、「アルコール度数7%のチューハイ缶1本(350ml)」、「アルコール度数15%の日本酒180ml」です。

喫煙習慣

タバコを吸う人は、タバコを吸う量を減らすことで勃起機能を取り戻していく可能性があります。
タバコには人体に悪影響を及ぼす有害物質が含まれており、タバコによって血管を収縮させる働きにより血流が悪くなる作用があります。また、動脈硬化を促進させる働きがあることからも血管にダメージを与えてしまうので、勃起する為に重要な血流が悪くなってしまうのです。

タバコは自律神経に複雑に作用することにより、EDを引き起こす危険因子です。
また、喫煙による害を軽減する、また禁煙のための手立てとして電子タバコを使用する人もいますが、電子タバコの使用量とED発症には明らかな関係性がある事がわかりました。

研究にて、通常、電子タバコ問わず喫煙量が多い人ほど、勃起不全リスクが高まる事が分かっており、禁煙をする事で数年かけて勃起不全の症状も改善されていく事もわかりましたので勃起機能を改善する為には「タバコの量を減らす」「禁煙をする」事が理想的です。

体重維持

肥満の男性の場合には、減量をして適切な体重維持をする事で勃起改善の可能性があります。
男性の肥満レベルと勃起障害の関連を調べた研究では、適切な体重の男性と比べて肥満レベルが高くなるにつれて勃起障害となってしまう可能性が高まっていく事がわかりました。

実際に勃起障害の79%は肥満体型(やや肥満、肥満)であり、やや肥満(BMI25~30)だと勃起不全の発生率は通常体型の男性よりも1.5倍、肥満(BMI30〜)だと3倍リスクがあるのです。

肥満によって高血圧、糖尿病になりやすいなど、健康に悪影響を与えやすく、血液中の脂質が多く、血液がドロドロ状態になりやすいため、細い血管となる陰茎に血流が行き渡らない為、勃起能力が大きく低下する可能性があるのです。

肥満解消のためには、生活習慣全般が大切ですが、短期的な視点なら「食事制限のみ」でも効果的ですが、長期的な視点なら「運動」も組み合わせる事がとても大切になります。

糖質・脂質調整

バランスの良い食事を摂ることは、健康的な体を維持する為に不可欠であり、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランス良く摂ることはとても大切です。
1977年から2017年の40年間の論文データを使用して、どんな食事が男性機能にとって最適か調査した研究では、「糖分の多い食事」や「脂質の食事」の過剰摂取が男性機能を低下させてしまい、「フルーツ、野菜、オリーブオイル、全粒穀物、魚、ワイン」など地中海式食事が男性機能や性欲に良い影響を与える事がわかりました。

糖質の過剰摂取により血液中のブドウ糖が過剰に増える事で、血糖値が異常に高くなり、血管が収縮し血流が悪くなってしまいます。また、脂質の多い食事は、血液中のコレステロールの増加、脂肪の増加により、血管が狭くなり血流が悪くなることにより、勃起機能に悪影響を及ぼしてしまうのです。(脂質の多い食事:唐揚げ、バター、チーズ、生クリーム、マヨネーズなど。糖質の多い食事:白米、甘いお菓子、ジュース、パン、ジャンクフードなど)

生活習慣の調整

生活習慣で特に大切なことが、運動・睡眠・ストレス管理の3つです。これらを意識するだけで血流やホルモン環境が整い、自然な勃起力の底上げにつながります。
まずは運動。レジスタンストレーニングはテストステロンを短期的に高める効果があり、スクワットやデッドリフトのように大筋群を使うトレーニングが特に有効です。一方、有酸素運動は精子の質や血管機能を改善することが分かっており、ウォーキングやジョギング、水泳を1日30〜40分、週3回以上続けるのが理想的です。

ただし、長時間のサイクリングやオーバートレーニングは逆効果となるため、適切な量と種類を守ることがポイントです。
次に睡眠。良質な睡眠は朝勃ちの回数やテストステロン分泌を増やし、自律神経を整えてストレス耐性を高めます。6時間以下や10時間以上では逆に男性機能が低下するため、7〜9時間を目安に確保しましょう。

寝る前のブルーライトやカフェイン摂取、アルコールは睡眠の質を下げる要因となるため注意が必要です。室温を26℃前後に保つ、就寝90分前に入浴するなど、眠りの環境を整えることも効果的です。

最後にストレス。強いストレスはコルチゾールを過剰に分泌させ、血流悪化やテストステロン低下を招き、勃起力を弱めてしまいます。
日常的なリラックス方法を持つことが重要で、読書や音楽、アロマ、瞑想、日記、ハンドマッサージなど自分に合った方法を取り入れると良いでしょう。

このように、運動・睡眠・ストレス管理という基本的な生活習慣を整えることが、自然に勃起機能を高めるシンプルで効果的な方法なのです。
朝から夜まで元気(プロモーション)
自分らしく挑み続けるために、巡りが非常に大切です。必要な力をしっかり届けるためには、体内のNO(一酸化窒素)による巡りを意識したサポートが欠かせません。

しかし、食事だけでこのNO系成分を継続的に摂取し続けるのは、どうしても難しいもの

必要な成分を確実に摂取するためには、日々の食事だけでは量やバランスが足りない場合が多いです。

そこで、効率よく巡りをサポートするサプリメントの利用価値が高くなります。
NOXYは、巡りをサポートする成分であるアルギニン・シトルリン(30,000mg)に加え、アスリートにも注目されているNO3成分のビートルート(30,000mg)を配合した、男性向けのNO系サプリメントです。

さらに、吸収効率を高めるビタミンC・Eや特許成分バイオペリン®を配合し、芯からみなぎる力をサポートするよう設計されています。

他にも、メンズの活力に関する研究が多く行われている「葉酸」と相性がいい組み合わせである「ビタミンB6」「ビタミンB12」が配合された論文をベースに「成分の質」と「成分の相性」にこだわった男性向けNO系サプリメントです。
シリーズ商品
「トンカットアリ」「亜鉛酵母」が配合されている「TEXY」や「ムクナエキス」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計で、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。
サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。
下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。
参考文献
日光浴・ビタミンD・光療法
Tirabassi, G., et al. (2020). Vitamin D and male erectile function: An updated review. World Journal of Men’s Health, 38(2), 164–177.
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入浴習慣と血流・睡眠
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