「挿入してすぐに射精してしまう…」
これは実はとても多い悩みです。研究によると、世界中の男性の20〜30%は早漏を経験していて、決して珍しいことではありません。
平均的に男性は挿入から射精まで 5〜7分かかると言われています。しかし、1分以内に射精してしまう場合は「早漏」と診断されることもあります。
ですが、「オナニーによる訓練」によって早漏を改善して射精コントロールする方法もあるのです。これらは薬を使わずに「自分の体の反応を鍛える」方法であり、研究でも改善効果が報告されています。
では、この記事では、オナニーによって射精コントロール力をつけて早漏を改善していく方法をお話しします。
もくじ
寸止めオナニー

寸止めオナニーでは、射精しそうになる適切なタイミングで寸止めをおこない、射精コントロール力を高めて早漏改善を図ります。
男性が挿入後射精するまでの時間を計った研究で、男性は射精するまでに平均で5分〜7分ほど掛かる事が分かりました。そして、加齢が進むにつれて射精時間は短くなっていく傾向があり、この研究では、下位0.5%〜2.5%に当たる射精時間が54秒〜1分18秒を早漏と診断しました。

男性の中には挿入してからすぐに射精をしてしまう方は少なくありませんし、男性の20~30%は早漏を経験しているほど一般的なのです。

スクイーズマスターベーションを行うことで、研究によるとスクイーズ法により3ヶ月以内に85%の男性が早漏改善に効果がある事を報告しています。

性的興奮(性反応)は、興奮期、平坦期、オーガスム期(射精)、消退期の4つに分かれており、このスクイーズマスターベーションでは、オーガスム期になり射精する前段階の平坦(へいたん)期を繰り返し持続させることで、射精までの時間をコントロールしていく方法になります。

早漏の場合には、この平坦(へいたん)期からすぐにオーガスム期に達してしまうんですね。

スクイーズ法のやり方
- あなた自身またはパートナーがオーガズム(射精)に近づくまで陰茎に刺激をする
- オーガズムに近づいていると気がついたら刺激を中止して包皮小帯(亀頭の裏側に、亀頭と陰茎をつなぐ小さな帯)を指で圧迫して射精を防ぐ
- 射精したい衝動がなくなるまで数十秒圧迫を続けてから刺激を再開して繰り返す
適切なタイミングで絞ることで、射精が体外に出るのを防ぎます。これを繰り返し行う事で射精をコントロールする感覚を掴む事ができる様になる可能性があります。

射精しそうになり刺激を停止するタイミングでは陰茎があまり勃起しなくなる場合もありますがこれは正常な反応です。
実施した研究にて、スクイーズマスターベーションによって逆行性射精は起きることはなく、過剰にやり過ぎでなければ、基本的に体に害はありません。

マインドフルネスオナニー

体の感覚に集中してマスターベーションをすることで勃起力を高めることができます。
マインドフルネスとは、身体の五感に意識を集中させ、「今この瞬間の感覚」をあるがままに知覚して受け入れられている状態をいい、マスターベーションで感じる感覚に意識を向け続けることでストレスの緩和、快感を脳がよりキャッチできるようになります。

勃起力を低下させる要因には、「様々な不安感やストレスにより心理的な理由から勃起力が弱まっている人」や「快感に鈍感になり性的刺激を正常に受け取ることができず勃起力が弱まってしまっている人」がいます。

例えば、自慰行為では勃起できて射精できるけど、特定のパートナーとの性行為では挿入タイミングで勃起が上手くできない、挿入時にも勃起力が足りなくて中折れしてしまい射精まで達する事ができない人もいます。

ですが、マインドフルネスマスターベーションにより性行為において勃起力を高める可能性があります。
一人で瞑想射精をする方法

「今、この瞬間」を観察してマスターベーションをするのです。
- 手でペニス握った感触(温度、質感、触り心地など)や快感に意識を向ける
- 頭の中で違うことを考え感触や快感から意識が外れてしまう
- 感触や快感から意識が外れてしまったことに気がつく
- 再び手とペニスに意識を戻す
手やペニスの感触や感覚に意識を向け続ける時間を延ばして、違う意識が生まれても早めに気が付いて意識を戻す訓練を続ける事で、意識が飛ばされる事なく自分が取り組む物事に集中する事ができる様になっていきます。
マインドフルネスは、勃起機能や性欲が高まり、ストレスや不安感の軽減、そして早漏や遅漏の全てに効果があることが世界的に研究で明らかにされているので、スーパー訓練法になりますね。

ケーゲル体操オナニー

ケーゲルマスターベーションとは、PC筋に意識して力を込めながらマスターベーションをすることで勃起力を高めるだけでなく、早漏も改善が可能な優れた方法になります。
ケーゲルマスターベーションでは、骨盤を支える筋肉である「骨盤底筋」の一つであり、恥骨から仙骨を結ぶ筋肉「恥骨尾骨筋(PC筋)」に集中的にアプローチしていきます。

PC筋とは骨盤底筋の一つであり、尿意をコントロールしたり肛門を閉めたりする際に使われている筋肉であり骨盤の底(恥骨、尾骨および坐骨の間)に位置する筋肉を言います。
骨盤底筋には、血液をペニスに留めたりと強い勃起を作り出すポンプ役割があり、サマセットナフィールド病院の研究では、「勃起不全の平均年齢59歳の男性55人」を対象に骨盤底筋を鍛える事で約75%の勃起力の機能改善ができたことが分かりました。

また、40人の男性を対象にPC筋トレーニングを3ヶ月行なった結果、33人が射精反射を制御できるようになり、射精までの平均挿入時間が「1分52秒」伸びた事が分かりました。他にも122人の男性を対象にした研究で、射精までの平均挿入時間が3ヶ月で「2分41秒」伸びた事が分かりました。

このように、恥骨尾骨筋(PC筋)を鍛えることで勃起力改善効果だけでなく、早漏改善効果も期待できるのです。
PC筋トレーニングのやり方

- PC筋を使う感覚を掴む(排尿するときに途中で止める時に使う筋肉)
- PC筋に力を込める(感覚例:排尿をグッと止める様、硬い大便を切る様、ペニスを上にグッと持ち上げる様)↔︎力を抜いて脱力
PC筋の場所をしっかりと意識しながらマスターベーション中に力を込める、脱力を繰り返し行うことで効果的にトレーニングができます。
もし、PC筋の位置が掴みにくければ、尿道を支えており尿を止めたり我慢する時に使うので、排尿をして尿を途中で止める事で、使われているPC筋の感覚を覚えやすいです。ただ、PC筋の位置感覚を覚えるのには適しているのですが、通常のトレーニングとして実際に尿を途中で止めるやり方は、膀胱にダメージを与えてしまう恐れがある為やめましょう。

シンプルなトレーニングですが、日常生活で取り入れる事ができますし、男性機能改善に直接的な効果が期待できますよ。また、より骨盤底筋にアプローチしていきたい場合にはマスターベーションしながらショルダーブリッジも効果的です。
ショルダーブリッジのやり方

- 仰向けに寝た状態で足を肩幅に開き膝を立てる
- PC筋に力を込めて内ももに力を入れて腰を上げる
- 肩・背骨・膝が一直線になる状態まで上げてPC筋に力を込めたまま数秒停止
- 力を抜いて脱力しながらゆっくりと下ろす
これをマスターベーションしながら繰り返しおこないましょう。
このトレーニングを定期的に行うことで4〜6週間で自覚できるほど改善効果が出てきます。
朝から夜まで元気(プロモーション)
自分らしく挑み続けるために、巡りが非常に大切です。必要な力をしっかり届けるためには、体内のNO(一酸化窒素)による巡りを意識したサポートが欠かせません。

しかし、食事だけでこのNO系成分を継続的に摂取し続けるのは、どうしても難しいもの

必要な成分を確実に摂取するためには、日々の食事だけでは量やバランスが足りない場合が多いです。

そこで、効率よく巡りをサポートするサプリメントの利用価値が高くなります。
NOXYは、巡りをサポートする成分であるアルギニン・シトルリン(30,000mg)に加え、アスリートにも注目されているNO3成分のビートルート(30,000mg)を配合した、男性向けのNO系サプリメントです。

さらに、吸収効率を高めるビタミンC・Eや特許成分バイオペリン®を配合し、芯からみなぎる力をサポートするよう設計されています。

他にも、メンズの活力に関する研究が多く行われている「葉酸」と相性がいい組み合わせである「ビタミンB6」「ビタミンB12」が配合された論文をベースに「成分の質」と「成分の相性」にこだわった男性向けNO系サプリメントです。
シリーズ商品
「トンカットアリ」「亜鉛酵母」が配合されている「TEXY」や「ムクナエキス」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計で、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。
サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。
下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。
参考文献
射精時間・早漏の基準
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マインドフルネス
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PC筋トレーニング(骨盤底筋)
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