勃起力を高める栄養素10選|科学が認めたサプリ・食事の最新研究

立った時に、フル勃ちしますか?勃起力が高いことは、夜の営みで男性だけでなく女性にとっても成功するために重要な要素です。もし、「少し芯が柔らかい」「入れる直前で小さくなってしまう」場合には、勃起するために重要な栄養素を摂取できていないのかもしれません。

今回、研究で男性機能を高めることが分かっている成分をお伝えします。

勃起の3つの神器

勃起機能と生活習慣は親密な関係性があるので、規則正しい生活を過ごすことが立つ力には大事になります。その中でも、血流促進効果が期待できる「NO」。活動力のパワー源となる「テストステロン」。原動力となりモチベーションを高める「ドーパミン」の3つは、男性機能と強く結びつきがあります。

NO(一酸化窒素)は、一酸化窒素のことで血管の内皮細胞から放出される物質で、血管の健康を促進し全身の機能をサポートすることで知られています。

テストステロン(TE)は、男性の健康と日常生活において中心的な役割を果たすホルモンで「身体的」「精神的」そして「性的なパフォーマンス」に影響を及ぼします。

ドーパミン(DO)は報酬、快楽物質とも呼ばれていて、「気分」「集中」「性欲」「男性機能」などを含む多くの身体機能において役割を果たす重要な神経伝達物質です。

NO(一酸化窒素)、テストステロン(TE)、ドーパミン(DO)は、それぞれが相互的にサポートする事が分かっていることから、どれか一つが欠けることなく全てがバランスよく備わっていることが男性機能にとって大事なことです。

では、勃起機能に効果的な食事を科学的に証明されたモノをそれぞれお話ししていきます。

勃起力を高める栄養素10選

アルギニン|NOを増やすスーパーアミノ酸

アルギニンは聞いたことがある人も多いかと思います。まさにスーパーアミノ酸ですよ。

アルギニンは、魚、鶏肉、赤身肉、乳製品に自然に含まれており、アミノ酸の一種でNOを生成する役割を果たす成分です。アルギニンは、健康の総合的なケアとしての可能性がある成分であり、その一部として、男性機能に関するサポートとしての効果も期待されているのです。

論文雑誌に掲載されたレビューによると、L-アルギニンには男性の性機能の肯定的な証拠があると示唆されています。アルギニンは、シトルリンと同時に摂取すると相乗的な効果として、体内のNOが増加する事が明らかにされています。

シトルリン|スイカ由来のアミノ酸

シトルリンも有名なアミノ酸ですね。

シトルリンは、スイカをはじめとしたウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸で、アルギニン同様に、アミノ酸の一種でNOを生成する役割を果たす成分です。体内でアルギニンに変換されて体内に働きをもたらしますので、アルギニンとシトルリンはどちらを摂取しても役割はほとんど同じです。

泌尿器科専門雑誌に掲載されたレビューでは、シトルリンの摂取により軽度の男性機能の力不足が改善されたデータがあります。

サビート|NO3で血管を拡張

サビートはビーツの品質を標準化した成分名です。

ビーツは、豊富な栄養素が含まれているだけでなく、体内の一酸化窒素を増加させるNO3(硝酸塩)が含まれています。そのため、男性機能にとっても有益な役割を果たしてくれる可能性が高いのです。

ビーツには、硝酸塩 (NO3) の他にも、男性機能リスクの低減が実証されているポリフェノールの一種であるフラボノイド、サポニン、ベタレインなどが含まれています。

なので、NO3として一酸化窒素の増加だけでなく、NOを保護してくれる抗酸系としての役割も兼ね備えています。

他にも、多様な栄養素として、カリウム、ナトリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、銅、鉄、亜鉛、マンガンなどの多様なミネラルを含んでいるスーパーフードなのです。

また、研究にてビーツやシトルリンを単体で摂取するよりもシトルリンとビーツの同時に摂取する方が複合効果をもたらしパフォーマンス向上させると示されています。

ビタミンD|不足しがちなホルモンブースター

98%の日本人が「ビタミンD不足」に該当しているほど、大きな課題となっているビタミンです。(東京慈恵会医科大学)

ビタミンDは、魚類やキノコ類などに含まれ、食事以外に日光を浴びることでも体内で合成されるビタミンの一種です。

専門雑誌で、ビタミンD補給が男性のテストステロンレベルにどのような影響を及ぼすか調査したデータでは、ビタミンDを一定期間、摂取した男性は、ビタミンDを摂取しなかった男性に比べてテストステロンのレベルが約25%高かった事がわかりました。

ビタミンDは、テストステロン含めて性機能面をケアしてくれる役割を持っています。

ビタミンDは、他の成分と比べて日本人は不足しまいがちなので、ビタミンDは意識的に摂取する必要があります。

亜鉛|「セックスミネラル」と呼ばれる必須成分

亜鉛は、セックスミネラルと呼ばれているほど日本でも滋養強壮としてのイメージが強いですね。

亜鉛は、牡蠣 ・牛肉・豆類・卵などに含まれる微量ミネラルの一つです。

亜鉛の研究データによると、亜鉛が不足している男性は、十分な亜鉛を摂取している男性に比べてテストステロンレベルが75%低下した事が分かりました。そして、亜鉛の摂取量がわずかに欠乏している男性が24週間亜鉛を補給したところ、血清テストステロンが2倍ほど増加したのです。

また、他の研究でマグネシウムと亜鉛の併用での摂取にてテストステロンレベルにポジティブ影響を与える事が分かりました。

トンカットアリ|テストステロン改善Aランク成分

トンカットアリは、男性力をサポートする最強成分と言えるほど、医学的に評価が高い成分の一つで、古くから強壮剤として使用されてきたハーブです。

医学雑誌でテストステロンの改善有効成分として「Aランク」と評価された、最も学術的に効果が立証されている男性機能向上サプリメントと言えます。

また、9つの論文を対象にランダム化臨床試験 (RCT) の系統的レビューとメタ分析を行った結果、トンカットアリを摂取した男性の総テストステロンレベルの有意な増加がみられました。

他の研究で、トンカットアリエキス末を300mgを3ヶ月摂取する事で性欲が14%UPするだけでなく、精液の量が18%UP、精子の運動性44%UP、勃起機能でも高いスコアに改善されるなどテストステロンだけでなく男性機能全般に役立つ成分になります。

ムクナ(バイオドーパ)|ドーパミンを直接増やす豆

ムクナほど、ドーパミンの生成に直接的にサポートしてくれる成分は無いほどです。

ムクナは、インドを原産とする熱帯豆の一種であり、乾燥粉末として加工され、食品サプリメントとして販売されています。この植物に含まれる最も注目すべき成分は、ドーパミンの元と言われているレボドパ(L-DOPA)と呼ばれるアミノ酸です。L-DOPAは、脳においてドーパミンを生成するために必要な物質です。

研究によると、不妊症の男性が3ヶ月間にわたりムクナを摂取した結果、ドーパミンレベルが増加したという研究があります。また、マウスを対象とした別の研究では、ムクナがドーパミンの生成を増加させることにより、抗うつ効果を示したと報告されています。

ムクナは、人間および動物のドーパミンレベルを増加させる効果が示されており、ドーパミン関連の健康問題に対する自然なサポートとして注目されています。ムクナ豆を摂取する際に重要なのがムクナ豆に対してL-DOPAの含有量であり、L-DOPAの含有量が高いほど、ドーパミンに影響する成分がしっかりと含まれていることを表します。

高麗人参(ジンセノサイド)|滋養強壮の王道

エナジードリンクでもお馴染みの高麗人参!

古代中国の医学から伝わる高麗人参は、日本ではオタネニンジンや朝鮮人参とも呼ばれるウコギ科の多年生植物であり、めぐりサポートし滋養強壮成分として長年親しまれてきました。高麗人参が脳機能、特に気分、行動、記憶を向上させる可能性があることを示す研究があります。

高麗人参に含まれる成分であるジンセノサイドが、脳内のドーパミン増加と、認知機能や注意力を含む精神健康への有益な効果をもたらすとされています。

高麗人参を摂取する際に重要なのが高麗人参に対してジンセノサイドの含有量であり、ジンセノサイドの含有量が高いほど、ドーパミンに影響する成分や滋養強壮成分がしっかりと含まれていることを表します。

チロシン|ドーパミンの原料になるアミノ酸

チロシンは、ドーパミンの原料ですね。

チロシンは、非必須アミノ酸であり、神経伝達物質の原材料のひとつとして機能します。ドーパミンやセロトニンの生成に不可欠であり、メラニンという皮膚や髪の色素の生成にも関与しています。

ドーパミンの生成におけるチロシンの役割は、脳機能と密接に関連しており、チロシンの摂取により神経伝達物質の利用可能性を高め、認知能力の向上に寄与する可能性があります。チロシンの経口摂取は脳に到達し、ドーパミン代謝物の増加につながることが示されています。

また、雄ラットを対象にチロシンを投与した結果、副交感神経の再生を促して、勃起不全 (ED) を改善させる可能性があることがわかりました。

テアニン|緑茶に含まれるリラックス成分

ホッとひと息!

テアニンは、緑茶など日常の飲料として含まれているアミノ酸の一種であり、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の濃度を変化させることで、脳内の神経伝達物質の活動を調整して気分を高めたり、ストレスの緩和を促します。

そして、複数の研究により、テアニンがドーパミンの産生を増加させ、それによって抗うつ効果をもたらし、認知機能を向上させることが示されています。

テアニンは主にお茶に含まれており、抹茶や玉露など高級茶葉に多く含まれており、その旨味成分がお茶の風味を豊かにしていますね。

まとめ

勃起力を高めるには、筋トレや生活習慣の改善だけでなく、正しい栄養素の摂取が欠かせません。

今回紹介したアルギニン・シトルリン・ビーツ由来成分・ビタミンD・亜鉛・トンカットアリ・ムクナ・高麗人参・チロシン・テアニンといった栄養素は、科学的に「NO(一酸化窒素)・テストステロン・ドーパミン」の3本柱をサポートし、男性機能を守ることが分かっています。

不足しやすいビタミンDや亜鉛は特に意識して補い、アルギニンやシトルリンは食事やサプリで効率よく取り入れることが大切です。さらに、トンカットアリやムクナといったハーブ系の成分は、性欲や精子力を高めるサポートとして注目されています。

大切なのは「単体ではなく、バランス」。日々の食事とサプリメントをうまく活用し、血流・ホルモン・神経伝達を整えることで、自然で持続的な勃起力を取り戻すことができますね。

朝から夜まで元気(プロモーション)

自分らしく挑み続けるために、巡りが非常に大切です。必要な力をしっかり届けるためには、体内のNO(一酸化窒素)による巡りを意識したサポートが欠かせません。

しかし、食事だけでこのNO系成分を継続的に摂取し続けるのは、どうしても難しいもの

必要な成分を確実に摂取するためには、日々の食事だけでは量やバランスが足りない場合が多いです。

そこで、効率よく巡りをサポートするサプリメントの利用価値が高くなります。

NOXYは、巡りをサポートする成分であるアルギニン・シトルリン(30,000mg)に加え、アスリートにも注目されているNO3成分のビートルート(30,000mg)を配合した、男性向けのNO系サプリメントです。

さらに、吸収効率を高めるビタミンC・Eや特許成分バイオペリン®を配合し、芯からみなぎる力をサポートするよう設計されています。

他にも、メンズの活力に関する研究が多く行われている「葉酸」と相性がいい組み合わせである「ビタミンB6」「ビタミンB12」が配合された論文をベースに「成分の質」と「成分の相性」にこだわった男性向けNO系サプリメントです。



シリーズ商品

「トンカットアリ」「亜鉛酵母」が配合されている「TEXY」や「ムクナエキス」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計で、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。

サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。

下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。

【絶対に選んではいけない】男性向けサプリの正しい見極め方

9月 17, 2025


参考文献

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