挿入するタイミングによって「痛み」となったり「大きな快感」となったりと女性の感覚は全く違った結果となります。
性行為での挿入はメインイベントなので、性行為の良し悪しを決めるほど挿入タイミングは大切になります。
「性反応」と「女性の体の機能」を知ることで最高のタイミングを定めることができますので、研究データを元に挿入タイミングについてお話ししていきます。
もくじ
性反応
性的な興奮をすると、男性は勃起したり、女性は膣が濡れたりと生理現象が起こります。この様な性的な反応には「興奮期」→「高原期」→「オルガズム期」→「消退期」という4つの段階に分かれています。
この人間の性反応を理解することで「早すぎる挿入」を防ぐこともできるので、4つの段階についてお話しします。
興奮期
性的な刺激(身体、心理)を受けることで性的興奮して、勃起したり、濡れたりするタイミングです。性行為で体が興奮してきて高ぶり始めた状態ですが、この状態で挿入するには、女性の体と心は受け入れ態勢がまだ作れていない場合が多いです。
濡れていたとしても、このタイミングで挿入するのは我慢です!前戯を入念にして興奮期から高原期に移行するまで行為を行いましょう。
高原期
性的な刺激を繰り返し行い、心拍数や呼吸が荒くなり、男性は我慢汁が分泌され始め、女性の膣も外と中が濡れてきたタイミングになります。
この高原期で挿入する事で、心身共に準備ができて気持ちがいい挿入をしやすい状態になります。高原期になるには、興奮状態が高まった状態で適切な刺激を繰り返し行う必要があります。
オーガズム期
性的興奮が絶頂に達してイったタイミングをオーガズム期といい、心拍数や血圧が上昇して痙攣を起こしたりします。男性は射精して精液を体外に出すのとほぼ同時で感じる場合が多く、女性の身体の反応は様々ですが、全身や腹部、肛門の筋肉が収縮したり、膣内に変化があります。
消退期
オーガズムまで達した後に、平常状態まで戻るタイミングになります。心拍数や呼吸も落ち着いていきます。
では、人の性反応を軸に具体的な最高の挿入タイミングについて4つお話しします。
中が濡れている時
女性が愛液でしっかりと濡れている状態で挿入する事でスムーズに性交しやすいです。ですが、愛液で膣表面が濡れている状態で、「準備OKだ!」と思い、挿入をしてしまうと女性は痛みを感じてしまう可能性があります。
愛液は、外側にある「バルトリン腺液」と「スキーン腺液」があり、外側だけが濡れて膣内が濡れていないこともあるのです。膣内にある「膣分泌液」と「子宮頸管粘液」によって中がしっかりと濡れた状態であれば、挿入したときにも十分な潤滑剤としての役目を果たしてくれるのです。
なので、女性器が濡れていたとしても外濡れだけでなく中濡れもしっかりとしている状態であれば、最高のタイミングの一つとなりますね。
女性が求める時
女性が「入れて欲しい!」て思う時に挿入することで女性が望む最高のタイミングで挿入ができます。女性器が十分に濡れている状態であっても挿入タイミングとしては良くない場合もあります。愛液量が多かったとしても女性の心の準備ができているとは限らないのです。
クイーンズ大学研究で、興奮度と生理現象の反応を比較したのですが、男性と比べて女性は興奮度と濡れ具合が一致しにくいことが分かったのです。つまり、濡れているからと言って、実際に性的興奮をあまり感じていないこともあります。
愛液が濡れるタイミングは、性的な刺激によって快感を感じて濡れる場合だけでなく、防御反応として痛みがあったとしても生理現象として濡れる場合もあるのです。
なので、女性の膣が濡れているからと言って、良いタイミングとは限らないので、女性が求めた時こそ最高の挿入タイミングの一つになりますね。ただ、性的興奮を感じているのにあまり濡れていない場合もありますので、潤滑剤を使って挿入したりとしっかりとコミュニケーションをとることが良いですね。
オーガズムを迎える直前
前戯によってオーガズムを迎える直前での、挿入をすることで最高のタイミングになる可能性があります。
オーガズムを感じる前後で愛液である「スキーン腺液」や「子宮頸管粘液」の分泌量が増えやすい方もいますし、オーガズムを迎えてしまうと性欲が減退してしまい、挿入されたくないと感じる方もいるのです。
なので、オーガズムを迎える直前の挿入だと、スムーズな性交と興奮が高まった状態となり、オーガズムを感じられやすくなるので、挿入するタイミングとして最高の場合があります。
オーガズムを迎えた後
チャップマン大学の研究で、一度の性行為で「95%」の男性はオーガズムまで達することができていますが、女性は「65%」の割合でしかオーガズムに達することができていないのです。
そして、挿入のみでオーガズムに達することができる女性は3人に1人程で、挿入行為ではオーガズムに達せられない人が多くいるのです。なので、一度オーガズムに達して性的満足を感じてから挿入したい方もいます。
また、一度外の刺激でオーガズムに達することで、より中刺激を求める方もいますし、より愛液が分泌されやすいのでオーガズム後の挿入が最高のタイミングになる場合もありますね。
女性が満足する勃起力
勃起力が足りない事で、男性はもちろん女性のセックス満足度が低下している可能性があります。
EDと女性のセックス満足度を調べた研究で、女性はパートナー男性のEDレベルが高いほど、女性の性欲やオーガズム達成率が低くなる事が分かりました。勃起力が低くなる事で男性の自信が失うだけでなく、ほとんどの女性は勃起に対する正しい知識を知らない為、女性も自信も失ってしまい「自分のせいかもしれない」と考える人も多かったのです。
つまり、硬い勃起力ができていれば、「自分で興奮してくれている」と女性にとって一つの安心材料となるのです。
勃起の硬さレベルは、「(EHS:Erection Hardness Score)」は 0 ~ 4 の5つのスコアで判定ができます。
グレード 0 陰茎は大きくならない。
グレード 1 陰茎は大きくなるが、硬くはない。例えると:こんにゃく
グレード 2 陰茎は硬いが、挿入に十分なほどではない。例えると:みかん
グレード 3 陰茎は挿入には十分硬いが、完全には硬くはない。例えると:グレープフルーツ
グレード 4 陰茎は完全に硬く、硬直している。例えると:りんご
グレード4であるりんごの様な勃起が出来ているほど、勃起力が高く女性に対しても最高のパフォーマンスとなるのです。
ですが「加齢によって衰えを感じる」「ムラムラ感が減ってきた」「1回戦で力尽きて2回戦目に望めない」という方は、テストステロンに関する研究が行われた成分が採用されているT系サプリメントがポジティブケアをしてくれます。
テストステロンは、神経伝達物質の形成や一酸化窒素(NO)を作り出す手伝いをすることができますので、「男性機能(勃起機能)」「性欲(性的欲求)」「不応期の短縮(賢者タイムの短縮)」にとって役立つ物質です。
更に、テストステロンレベルと早漏の関係を調べた結果、比較的低いテストステロンの男性は、早漏のリスクと関連していることが分かったことからも男性機能を総合的にサポートしてくれます。
サプリメントは、治療とは違い即効性ではなく、日々の習慣改善と合わせて男性のコンディションを根本的な改善をしていく事が目的となるので副作用なども基本的になく、日々の生活の中で活用できます。
T系サプリメントを成分や価格帯から比較してランキングにしているので参考にしてください。
まとめ
挿入するまでに最適な前戯時間はどのくらいなのか?についてですが、ニューブランズウィック大学の研究では、女性の理想的な前戯から挿入時間は「19分〜21分」でした。
これは、一つの目安ですし必ずしもパートナーがそうとは限りません。性行為は2人でするものですし、互いにコミュニケーションをとらなければ理解し合うことはできませんので、パートナーと一緒に最高の挿入タイミングを探し出してみてください。
Dictionary of Scientific Biography, New York 1970. See the article on Thomas Bartholin.
Teresa Grimbos. Agreement of self-reported and genital measures of sexual arousal in men and women
Actual and desired duration of foreplay and intercourse: discordance and misperceptions within heterosexual couples
Differences in Orgasm Frequency Among Gay, Lesbian, Bisexual, and Heterosexual Men and Women in a U.S. National Sample.
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