性行為で女性はオーガズムに達することはできていますか?男性と比べて女性はオーガズムに達しにくく、大規模な研究では、一度の性行為で男性は95%オーガズムに達する事ができていますが、女性は65%しかオーガズムに達する事が出来ていないのです。

「彼女は毎回イってるから関係ない!」と思っている男性もいるかもしれませんが、2人に1人はイク演技をした事があるデータからもイクふりかもしれません。女性がイクふりをする理由には「気持ち良くないから早く終わらせたい」という意見も多くあったのです。
そのことに気がつかず同じ行為を続けてしまうため、女性がより苦痛を感じてしまい性行為を楽しむ事が出来ず、拒否されるようになってしまう人もいるのです。女性にとってオーガズムに達する事ができるかどうかは、性行為に満足度と関連をしていて、満足度が高い女性ほどオーガズムに達している事が分かったのです。

なので、今回女性がオーガズムに達する事が出来ない理由を分析して女性が満足できてオーガズムに達する方法を科学的にお話しします。
アログルーミング

58%の女性は、オーガズムに達する事が出来ない原因に「ストレス」「不安感」がある事がわかりました。女性にとって心理的なストレスが性行為に大きな支障を与えており、交感神経が優位になり、感度は低くなってしまうのです。
なので、「ストレス」「不安感」を緩和させるために性行為前の「アログルーミング」が効果的です。アログルーミングとは、動物が体の衛生や機能維持などを目的として毛繕いをする行為を指すのですが、生理学的にもリラックス・緊張緩和の効果があります。

例えば、「マッサージ」して肌と肌が触れあいながらほぐしたり、互いに「洗い合い」をしたり、「耳かき」をするなどですね。また、互いに触れ合いながら「休日したいことある?」「最近、調子はどう?」「今の仕事は楽しい?」と話を聞く事で、感情を言葉にする事でストレス軽減効果が期待できます。
アログルーミングによって互いに触れ合い、話をすることによってリラックスし副交感神経が優位になりやすく、感度が上がりやすくなるので、性行為でいきなり前戯に入るよりも、アログルーミングによってコミュニケーションを図ることは親密度を深める素敵な行為ですね。
没頭空間を作る

48%の女性は、オーガズムに達する事が出来ない原因に「興奮不足/刺激不足」である事がわかりました。興奮度が低ければ性的な刺激によってオーガズムに達することは難しいので、精神的な部分はとても重要になります。
また、MRIを使い性的に興奮した時の男女の脳の状態を調べた研究では、脳の活動が男女で違う事がわかりました。

男性は性的な興奮を得てしまうと他の物事をあまり考える事が出来なくなるのですが、女性は性的な興奮を得たとしても他の物事に対しても脳が活発に動いていたのです。つまり、男性は、性的な物事に集中する事ができる傾向にあるのですが、女性は性的な興奮があっても注意散漫になりがちになるのです。
例えば、部屋にゴミが落ちていたら「明日は燃えないゴミの日だ!まだ、燃えないゴミまとめてない。。。」となったり、声が少し出てしまったら「今の近所にうるさくないかな。これくらいなら聞こえたりしないかな。。。」など、性行為中に違うことを考えてしまいがちなのです。

この様な、日常的なストレスや不安感は、性行為に没頭出来なくしてしまう要因となり、興奮を邪魔するものなので、女性の思考を分散させてしまう要因を取り除く事が大事になります。
例えば、「ベットメイキングをしっかりとして余計な事を思い出す要因を減らす」「声など気にしてしまい解放的になれないのであれば、家ではなく声を出しても大丈夫なホテルに泊まる」などですね。

また、ストレス軽減効果や性行為満足度が上がる事が明らかにされている「アロマオイル」や「BGM」など雰囲気を作るアイテムも効果的ですね。
この様に、女性が目の前の事に集中できるための空間作りは性行為でイケるかどうかに大きく関わってくるんですね。
褒め倒す

28%の女性は、オーガズムに達する事が出来ない原因に「自身の身体に対してネガティブなイメージがある」からという事がわかりました。
「お腹に脂肪があるから幻滅されそう」「胸にハリがないかもしれない」など自分の中で悪いイメージが強ければ、性行為に集中出来るはずもなく楽しむ事が出来ません。

性行為の満足度と性に対する思考について調べた研究で、性に対する固定観念が強い人ほど性行為に満足ができていない事が分かり、女性は「男性が興奮する為には太っていてはいけない、綺麗でなければいけない」と言った価値観を持っているのです。
性に対する固定観念が強い人は、性行為で上手くいかなかった時には、「自分が体重が太ったからだ」と思い込みやすい為、他に解決できる原因にも気がつかず問題があれば自分を責め続けてしまい、よりネガティブになってしまうのです。

男性の中には「お腹に肉がついてるね」「変な顔になってたよ」など何気なく放った言葉が女性の心を傷つけてしまっている事もあるのです。女性は男性とは違い、過剰な褒めだとしても「愛情がハッキリと伝わり」幸福感を得られやすいので、女性の身体に対して「君のならなんでも大好き」「自分にとって何より一番」「すごく可愛い」と褒める様にしましょう。
相手の固定観念を覆すくらいのロマンティックな言葉を伝え続けることで、2人だけの世界を作り上げて、ネガティブな感情を持たない最高の行為ができますね。
痛みを遠ざける

25%の女性は、オーガズムに達する事が出来ない原因に「性行為での痛み/潤滑不足」である事がわかりました。日本の大規模調査(日本家族計画協会家族計画研究センター:JEX JAPAN SEX SURVEY)では、62.5%の女性が「性交渉の時に痛みを感じる」と痛みを訴えています。
女性が性行為で痛みを感じる要因は様々ですが、代表的なのが「男性の刺激が強すぎる」「濡れていない状態での刺激」があげられます。

女性の性感帯は10,000以上もの神経があったりととても敏感ですが、男性の刺激の中には「速く」「激しく」する事で女性が快感を得られると勘違いをしている人がいます。ですが、女性にとっては優しく丁寧な愛撫を求めている場合が多いのです。
女性にとって快感よりも痛みが勝ってしまうとオーガズムどころではなくなってしまうので、早くその行為を終わらせてもらう為に女性の多くは「イクふり」をする場合もあるのです。それが「強めだとイカせられる!」と男性を勘違いさせてしまう原因の一つになってしまいます。

また、濡れていないと摩擦によって痛みを感じますので、優しく愛情がある愛撫をする事は大事ですし、個人差や体調によって濡れにくい女性もいますので、潤滑ゼリーを用意しておく事が出来れば素敵ですね。
ペアリング

48%の女性は、オーガズムに達する事が出来ない原因に「刺激不足/興奮不足」である事がわかりました。なので、オーガズムに達する為には興奮だけでなく、物理的な刺激方法も大切になるのです。
女性は、膣内の刺激だけだとオーガズムに達する事ができる女性は「18%」だけである事がわかりました。ですが、膣内刺激だけではなく、クリトリスへの同時刺激によってオーガズムに達する可能性が高くなる事がわかり、「70%」以上の女性が快感を高まったのです。

女性に対して膣挿入をどうやって楽しいものにするのか調べた研究では、女性の約70%は挿入とクリトリス刺激の組み合わせである「ペアリング」を好む事がわかりました。敢えて、挿入を浅くしてクリトリスの同時刺激を好む女性もいました。
一定のリズムを好む女性「82%」、イキそうな時同じ動作でオーガズムに達する女性「65%」なので、相手の好みの刺激を発見したら同じリズムで刺激し続ける事で女性は挿入でのオーガズムを感じる可能性が高まります。

ただ、同じ刺激を継続する為には、男性が射精しないで勃起を継続し続ける必要があります。ただ、早めに射精をしてしまったり、挿入を浅くしたりクリトリス刺激をしていたりするとペニスが萎えてしまったりと実現が難しい場合もあります。
なので「硬く、勃たせ続けたい」方は、シトルリンやアルギニンなどの「NO系成分」が含まれた夜のサプリメントを取り入れることでポジティブケアをしてくれます。

NO系成分は、血管を広げて血流を促進させる効果があり、血管にある一酸化窒素(NO)の生成の働きを促すことで血流促進サポートにより大事な場所にも血流が流れ硬くなりやすい役割を果たします。
サプリメントは、治療とは違い即効性ではなく、日々の習慣改善と合わせて男性のコンディションを根本的な改善をしていく事が目的となるので副作用なども基本的になく、日々の生活の中で活用できます。
NO系サプリメントを成分や価格帯から比較してランキングにしているので参考にしてください。
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