正しいオナニー頻度4選|週1回・週3回・週5回の射精頻度

「マスターベーションの頻度って多すぎても少なすぎても良くないのでは?」

多くの男性が一度は疑問に思ったことがあるテーマです。20代の頃は毎日のようにしていたのに、30代、40代と年齢を重ねるごとに回数が減り、「最近勃ちが弱い」「オナ禁した方がいいのか?」と考える人も多いのではないでしょうか。

実は近年、マスターベーションの頻度と健康・勃起力・精子の質・テストステロン・前立腺の病気リスクとの関係を調べた研究が数多く行われています。その結果、「全くしない」のも「やりすぎる」のも理想的ではないことが分かってきました。

なのでこの記事では、射精頻度ごとのメリット・デメリットを科学的データに基づいて解説します。

年齢とマスターベーション頻度の実態

日本の調査によると、20代の男性の約6割は「週に2〜3回以上マスターベーションをしている」と答えています。30代では56%、40代では36%、50代では29%、60代では14%まで下がります。さらに60代の男性では、半分くらいの人が「月に1回以下」しか射精していません。

これは、年齢とともに自然に性欲や体力が落ち、射精の回数も減っていくという流れを示しています。ただし、性機能を長く保つためには「射精を続けること」が大切です。人間の体は「使わないと衰える」という性質を持っています。例えば、筋トレをやめると筋肉が落ちていくのと同じです。

勃起や射精も同じで、定期的に経験することで、血流がよくなり、神経が反応しやすくなり、ホルモンの分泌も保たれるのです。

頻度が多いと本当に悪いのか?

「やりすぎると遅漏になる」「精子が減って赤ちゃんができにくくなる」などと心配する人もいます。確かに、パートナーとの性行為が中心の人では、自慰の回数が多いと性交への満足度が下がるという研究があります。

しかし、独身の男性や性行為の機会が少ない男性に関しては、むしろマスターベーションの回数が多い方が勃起の力は強いことが分かっています(Huangら, 2022)。これは、射精そのものがペニスに血液を流し込み、「勃起の練習」になるからです。

さらに、14日間連続で毎日射精した実験でも、精液の量は減りましたが、精子の動きや遺伝子の健康には悪影響はなく、健康に問題はありませんでした。むしろ、新しい精子がつくられるサイクルが早くなり、新鮮な精子が増える効果も確認されています。

正しいオナニー頻度4選

週5回(前立腺がんリスクを減らす)

ハーバード大学の大規模研究(約3万人を18年間追跡)では、月21回以上(だいたい週5回)の射精をしていた男性は、前立腺がんのリスクが19%低かったことが報告されています。つまり「こまめに出す」ことが、前立腺を守る効果につながる可能性があるのです。

前立腺は、精液の一部をつくる工場のような役割を持っています。射精をすることで古い前立腺液を入れ替え、炎症やがんのリスクを減らしていると考えられます。

また、射精のたびに骨盤まわりの血流がよくなり、一酸化窒素(NO)が出ることで血管が広がります。これは勃起のときと同じ仕組みで、血管をトレーニングするような効果があるのです。

ただし注意点もあります。毎回ポルノ動画に頼ってしまうと、脳が強い刺激に慣れてしまい、現実の性行為で満足しにくくなるリスクがあります。「回数」も大事ですが「やり方」も大切です。

週3回(精子の質を最適化)

研究では、禁欲が1日や2日と短い方が、精子の運動性やDNAの質が良いことが分かっています。

逆に4日以上ためると精液の量は増えますが、精子の動きや質は落ちやすいのです。

つまり、週3回くらい射精するペースが、精子を元気に保つのにちょうどいいのです。WHO(世界保健機関)も、精子を調べるときは「2〜7日間の禁欲」がベストとしています。

また、適度に射精することはメンタルにもプラスです。射精をすると脳からドーパミンやオキシトシンが出て、ストレスが減り、気分も明るくなります。逆に、ずっと出さないでいると気分が落ち込みやすくなる人もいます。40代〜50代の男性にとっても、週3回は前立腺や血管の健康を保ち、性機能を長く維持するための理想的なペースといえるでしょう。

週1回(テストステロンの急上昇)

中国の研究では、28人の男性を8日間禁欲させたところ、7日目にテストステロン(男性ホルモン)が45%も急増しました。ただし、8日目には元に戻り、それ以上は上がりませんでした。

つまり「1週間に1回」程度の射精で、テストステロンのピークを体験できるのです。テストステロンは勃起力や性欲を支えるホルモンなので、この一時的な急上昇は「やる気」や「活力」を感じたい男性にとってプラスになります。

ただし、ずっとオナ禁を続けても効果はなく、14日目にテストステロンが上がることはありませんでした。逆に基礎的なテストステロンが下がってしまう可能性があります。「1週間に1回リセットする」くらいがちょうどいいのです。

また、年齢によっても最適な頻度は変わります。

  • 20〜30代:毎日でも問題なし。
  • 40〜50代:週3〜5回が前立腺と勃起力を守る。
  • 60代以上:最低でも週1回は出して血流とホルモンを維持。

つまり「週1回」のリズムは、若者には刺激を強めるメリットがあり、中高年には最低ラインを守る目安になるのです。

3週間に1回(テストステロン低下を防ぎ連続射精)

ドイツの研究(Extonら, 2001)では、20代の男性に「3週間オナ禁(射精をしない)」をしてもらったあとにマスターベーションをさせました。その結果、射精のあとにテストステロン(男性ホルモン)が下がりにくくなっていたのです。

つまり、長めに休んだあとに出すと、普段よりテストステロンが下がりにくいので、射精後の回復はテストステロンが高いことで早いことが分かっているので、普段より連続的に射精ができる可能性があると考えられます。

ただし、この「長くためる」やり方は若い人なら効果が出やすいですが、中高年になると逆にテストステロンが下がったまま戻りにくくなることもわかっています。イタリアの研究(Janniniら, 1999)では、性行為や自慰をしていない男性はテストステロンが低いことが確認されています。

ここで大事なのは「ずっと出さないのが良いわけではない」ということです。ときどき休んで、うまくバランスを取ることが大切です。

オナ禁のメリットと限界

オナ禁(自慰をしないこと)には「集中力が上がった」「自信が出た」「テストステロンが増えた気がする」といった感覚を持つ人がいます。実際、「30日間」「90日間」「360日間」のオナ禁によってやる気が高まったり、毎日が幸せに感じるようになったと体験ベースではありますが、実感している人も少なくありません。

ただし、基本的には長くオナ禁を続けると逆効果になる可能性が高いです。イタリアの研究(Janniniら, 1999)では、長く性行為やマスターベーションをしていない男性は、テストステロンの量が下がっていることが確認されています。テストステロンは性欲や勃起に欠かせないホルモンなので、これは大きなデメリットです。

つまり、「短期間のオナ禁は一時的なブースト効果があるが、長期間はむしろ性機能を下げる」というのが科学的に見た答えです。性機能やホルモン環境を保つには、「全くしない」のではなく、適度に射精を続けることが大事なのです。

まとめ

マスターベーションのちょうどいい回数は、人によって違います。ですが、いろいろな研究をまとめると、週に3〜5回くらいが体と性機能にとって一番バランスがいいと考えられます。

たとえば、独身の男性では「頻度が多い方が勃起力が保ちやすい」と言われています。一方で、結婚している男性は、マスターベーションとパートナーとの性行為とのバランスを大切にすることが重要です。

「オナ禁」といって、しばらく自慰をしないでテストステロン(男性ホルモン)を増やす方法も話題になります。短期間なら集中力ややる気が高まると感じる人もいますが、長く続けると逆に性欲や勃起力が落ちることが研究でわかっています。

つまり、「まったくしない」よりも「自分の生活リズムに合わせて適度に続ける」ことが、健康と勃起力を守る一番良い方法だと言えるでしょう。

朝から夜まで元気(プロモーション)

朝から夜まで元気で過ごすためには、日々の活力を意識することが大切です。力を発揮するためにも、健康維持に必要な成分を効率よく摂取するために、食事はとても大切であり、補助的にはサプリの利用価値が非常に高いです。

しかし、泌尿器科の研究では、50種類の活力サプリを分析した結果、109種類の成分のうち、活力を支える成分として認められたのはわずか25%でした。

さらに、活力を低下させるリスクがある成分も含まれていることが明らかになっています(Clemesha et al., 2020)。

研究で効果が報告された成分としては、亜鉛、マグネシウム、ビタミンD、トンカットアリ、ムクナ、フェヌグリーク、ショウガ等は、挙げられていました。

そのため、科学的に活力をサポートする成分のみを配合したサプリメントを選び、継続的に摂取することが重要です。

TEXYは、メンズを支える20倍濃縮トンカットアリエキス末を配合(9,000mg)、さらに亜鉛は吸収性に優れた「亜鉛酵母(3,360mg)」を配合した、T系サプリメントです。

さらに、相性の良いマグネシウム・ビタミンD・セレンを組み合わせ、吸収に着目した特許成分バイオペリン®で、年齢とともに変化する活力を意識した設計になっています。

「TEXY」は、それぞれ成分単体として摂取するのではなく、成分の組み合わせによって、より実感力を目指した科学的配合サプリなんですね。



シリーズ商品

「シトルリン」「アルギニン」「サビート」が配合されている「NOXY」や「ムクナ」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計なので、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。

サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。

下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。

【絶対に選んではいけない】男性向けサプリの正しい見極め方

9月 17, 2025


参考文献

Ayad, B. M., Van der Horst, G., & du Plessis, S. S. (2018). Short abstinence: A potential strategy for the improvement of sperm quality. Andrologia, 50(3), e12950.

Exton, M. S., Krüger, T. H., Bursch, N., Haake, P., Knapp, W., Schedlowski, M., & Hartmann, U. (2001). Endocrine response to masturbation-induced orgasm in healthy men following a 3-week sexual abstinence. World Journal of Urology, 19(5), 377–382.

Huang, S., Niu, C., & Santtila, P. (2022). Masturbation frequency and sexual function in individuals with and without sexual partners. Sexes, 3(2), 229–243.

Jiang, M. (2002). Periodic changes in serum testosterone levels after ejaculation in men [in Chinese]. Sheng Li Xue Bao, 54(6), 535–538.

Okada, F. K., Andretta, R. R., & Spaine, D. M. (2020). One day is better than four days of ejaculatory abstinence for sperm function. Reproduction and Fertility, 1(1), 1–10.

Rider, J. R., Giovannucci, E. L., & Kenfield, S. A. (2016). Ejaculation frequency and risk of prostate cancer: Updated results with an additional decade of follow-up. European Urology, 70(6), 974–982.

Sato, Y., Jannini, E. A., Screponi, E., Carosa, E., Pepe, M., Lo Giudice, F., Trimarchi, F., & Benvenga, S. (1999). Lack of sexual activity from erectile dysfunction is associated with a reversible reduction in serum testosterone. International Journal of Andrology, 22(6), 385–392.

Watanabe, H., Okada, H., Fujisawa, M., Arakawa, S., Kamidono, S., & Gagnon, C. (2000). The effect of daily ejaculation on semen parameters and sperm DNA damage in normal men. Journal of Urology, 163(6), 1825–1828.

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