マスターベーションの頻度調査(JexSexSurvey)では、「女性の4人に1人」は月に1回以上の頻度でおこなっており、女性の中には毎日行っている方もいます。

マスターベーションと美容には、関係性があるのですがマスターベーションをする事によって女性は痩せることができるのでしょうか?マスターベーションをすることによるダイエット効果と消費カロリーについてお話ししていきます。
カロリーを消費する

マスターベーションをする事で、心拍数が上がり、血液が送り出されカロリーを消費します。カナダのケベック大学の男女カップル21組を対象に、性行為の消費カロリーについて調査した研究では、30分間の性行為で「男性は101kcal、女性は69.1kcal」となり、15分間のジョギングを行った場合と同等の消費カロリーになります。[1]

最も多くのエネルギーを使い、心拍数や血流が送り込まれるのはクライマックスを迎えた時であり「オーガズム」を迎えた時やその前後となります。[2]

性行為よりもマスターベーションでは動きが少ないため、マスターベーションの方が、消費カロリーが少なくなる可能性がありますが、性行為ではイケないけど、一人だとイケる女性にとってはマスターベーションの方が、オーガズムに達するため、消費カロリーが多い可能性もあります。

同研究で、カロリー消費量の最も多かった人と少なかった人の差は女性の場合で約150kcal、男性の場合では約300kcalがありました。性行為のやり方で消費カロリーに大きな差があるように、マスターベーションのやり方によっても大きく違ってきます。
より激しく、よりダイナミックな行為で長時間行うほど多くのカロリーを消費しやすいく、控えめでサクッとしているほど少ないカロリー消費であると言えますね。
食欲を抑える

女性の「性欲中枢」のそばには、「満腹中枢」があるため、性欲と食欲は関連をしており「お腹が満たされている」時に「性欲が湧く」傾向があることがわかっています。(カリフォルニア大学サンディエゴ校、Alice Ely博士)

また、「食欲中枢」と「満腹中枢」は、互いに補い合う関係にもなります。片方が満たされない時にもう片方で補い合おうとするんですね。
女性によっては「寂しい」「愛情で満たしたい」など「性欲」が満たされない時に、「食欲」で補うようにたくさん食べて満たそうと体が求める方もいるのです。

なので、マスターベーションによって性欲を満たすことで、幸せホルモンの一つ「オキシトシン」が分泌されて、食欲を抑え、結果的に食べる量が減りダイエットに効果があると感じる方もいます。
血行促進

マスターベーションをする事で、興奮して心拍数が高まり、体の血液の流れが活発になり、有酸素運動しているような体の反応を起こします。また、オーガズムを感じる時には、筋肉の収縮や心拍数も高くなります。
なので、マスターベーションを行うことで血液が行き渡ることで新陳代謝が上がり、日常的にエネルギーを消費しやすくなり、太りにくくなるメリットが期待できます。

そして、血流が活発になる事で体全体に熱エネルギーが効率よく運ばれることで、冷え性や肩こりなど血行問題によって起こりやすい症状にもポジティブな効果が期待できるんですね。

また、日常的にストレスが溜まってしまうと、自律神経が乱れてしまって交感神経が優位に働いてしまうと、血管が収縮してしまい血流が悪くなり、冷え性を悪化させてしまったり代謝が悪くなり痩せにくく、不健康な体になってしまいます。

なので、マスターベーションによって快楽物質であり「ドーパミン」、ストレス軽減やリラックス作用がある「オキシトシン」や「セロトニン」などのホルモン分泌によって副交感神経が優位になりやすく、睡眠の質も良くなり、ストレスの軽減が期待できます。
まとめ

マスターベーションをする事で、カロリーをどんどん消費していき、どんどん痩せていくことは、難しいです。ですが、マスターベーションによって、血行を良くして代謝を良くしたり、食べ過ぎを抑えたり、ストレスを抑えたりなど、ダイエットに間接的にメリットがある効果ばかりなのです。

マスターベーションは、自分の体調や心の調子を知る一つのきっかけにもなりますし、美容、健康ともにポジティブな効果ばかりなので、自分にとって良いなって思える方法や目的を探してみてくださいね。
[1]Energy expenditure during sexual activity in young healthy couples
[2]Sex and the heart: what is the role of the cardiologist?
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