「なかなか射精できない」「膣の中ではイけない」
そんな遅漏の悩みを抱える男性は少なくありません。研究によると、遅漏や膣内射精障害は年齢に関係なく増えており、性生活の満足度を大きく下げる原因となっています。
その背景には、実は日常のオナニー習慣が深く関わっています。特に「強く握りすぎるデスグリップ」「床にこすりつける床オナ」「足をピンと伸ばして行う足ピンオナニー」などは、ペニスが異常な刺激に慣れてしまい、通常の性行為では刺激が足りず射精できなくなるリスクを高めます。
この記事では、遅漏を悪化させる危険なオナニー習慣と、その改善のための正しい射精トレーニング方法をお話しします。
皮オナ

包皮の動きを利用してマスターベーションをする男性は少なくありません。この方法は、皮オナと呼ばれており、ローションなしで滑らかに動かせる利点があるのですが、亀頭への直接的な刺激が少なく、その結果として亀頭が非常に過敏になることがあります。
この過敏性は、極少ない刺激での射精を引き起こす「過敏性早漏」という状態を招く可能性があります。
国際性機能学会では、「腟内挿入時に射精までのタイミングがコントロールできない」場合には、早漏と定義されており、3人に1人は早漏で悩んでおります。

もし早漏に該当するならば、日常のマスターベーションを見直して、ペニス全体、特に亀頭を含めて適切な刺激を与えることで、この過敏性を和らげることができます。
具体的な方法は、まず適量のローションを使用して亀頭やペニスの竿部分に直接刺激を与えることです。ローションを用いることで滑りが良くなり、摩擦による刺激が減少します。

しかし、滑りを良くする為にシャンプーをローションとして利用する方がいますが、「シャンプー・リンス」「石鹸」「化学火傷を引き起こす成分が含まれている」物を利用して、陰茎で長時間こすってしまう事で「擦れ、かゆみ、乾燥、化学火傷」を引き起こしてしまう可能性がありますので、使用を避けたほうがいいです。滑りがよく自身にとって肌に優しい物ローション、オイルを使用しましょう。

また、ペニスの竿をしっかりと握る強度を調節しながら、適度な刺激を与えることで、亀頭の感受性を徐々に調整していくことができます。しかし、あまりに強い刺激や過度な方法では、逆に性交時に射精することが難しくなる、遅漏になってしまう恐れもありますので、適度な刺激と節度をもって行うことが重要です。

過剰なポルノコンテンツ

男性はマスターベーションの時に80〜90%の割合でポルノコンテンツを「オカズ」として使うことがわかっています。
ポルノコンテンツは、通常の刺激を誇張して本物よりも魅力的なものに増幅させた「超正常刺激」を与えてくれる為、ポルノコンテンツの性質上、依存性が高く、繰り返し見る事でドーパミンが出にくくなり、よりハードなものを求めてしまう傾向にあります。

性的機能障害とポルノの使用との関連性を調査した研究では、ポルノの使用が勃起不全を引き起こす証拠はないのですが、ポルノの視聴時間が長すぎる場合には、男性機能に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
具体的には、ポルノ視聴時間が週に30分未満の男性と比べて週に300分視聴した男性は、3〜4倍勃起不全を引き起こす可能性が高いことがわかりました。

また、ポルノによって脳が快楽物質であるドーパミンが多く分泌されることによってパートナーとの性行為にて性的満足度が低下してしまう可能性もあるのです。

なので、マスターベーションの時の「オカズ」をイメージにする事で、想像力が鍛えられることで性的刺激を脳がしっかりとキャッチをして勃起しやすくなるのです。また、官能小説によって想像力が鍛えられて性欲が高まる研究データもあることからも、映像に依存するのではなく、想像力を働かせるマスターベーションを取り入れることは男性機能にとって大切ですね。

ペニスが勃起するためには、性的興奮となる刺激が神経からペニスに伝わることで、スポンジ状の陰茎海綿体に血液が流れ出し、膨張することでペニス全体が硬く勃起をします。

なので、しっかりと勃起するためには、性的な刺激を受け取りペニスに血流が流れ込むように指令を出す力が必要であり、勃起し続けるためには、性的な刺激を脳が受け取り続ける力が必要になります。

そして、性的興奮となる刺激は2種類あり、実際に陰茎に触れて快感を感じる「物理的な刺激」と妄想をした時に勃起をする「精神的な刺激」になります。毎回、勃起前のペニスを刺激して勃起させて「物理的な刺激」によるマスターベーションをおこなう男性は少なくありませんが、これもなるべく避けたほうが良いです。

本来なら想像による脳からの興奮で勃起をさせることが望ましいのですが、物理的な刺激のみでもマスターベーションでは射精することができます。しかし、実際の性行為では、物理的に刺激をずっと与えることは難しいのは事実です。

なので、物理的に刺激にのみ反応するように脳が癖ついてしまえば、「性交タイミングで上手く勃起ができない」なんてこともあり得るのです。

確かに、勃起は自律神経の働きによる生理現象で大きくなるため、自らコントロールできるものではないのですが、日々の意識と訓練で勃起しやすくなり、実際の性行為でも勃起し続けることができるようになるのです。

足ピンオナニー

男性の中には、マスターベーション悪い例としてあげられる「足ピン」姿勢でマスターベーションを行なっている方は少なくありません。「足ピンオナニー」とは、自慰時に足を伸ばし、つま先をピンとさせてオーガズムを迎える方法を指します。
この特有の方法は、特にベッドでの自慰時に男性に見られることが多いです。その理由として、足を伸ばすことで、PC筋(骨盤底筋)に力が入りやすく射精しやすくなるからです。この筋肉は、尿を我慢する時や、肛門を締める時に働きます。

また「足ピン」をする事で筋肉の60〜70%を占める下半身を硬直させる事で、交感神経が優位になり呼吸数や心拍数を高める事でも射精しやすくなります。

この習慣が続いてしまうことで、足を伸ばさないと射精できなくなる、または難しくなるリスクが伴います。その対策として、姿勢の修正が鍵となります。性交時に起こり得る姿勢でのオナニーは、足ピンオナニーの危険性を減少させるだけでなく、性機能の低下のリスクも軽減します。

例えば「膝立ち」「膝を曲げて仰向け」「胡座」「椅子に座る」「立位」「横向き」など様々な体勢でバラエティにマスターベーションをすることで本番でのパフォーマンスが発揮できなくなるリスクを低下させることができます。

実践を想定した体勢でマスターベーションをすることは、本番で予想以上の成果をもたらしますね。
デスグリップオナニー

強すぎる力でペニスを握ってしまうことをデスグリップと呼んでおり、デスグリップでのマスターベーションをしてしまうことで、遅漏や膣内射精障害を引き起こしてしまう可能性があるので、優しくなだらかなグリップでマスターベーションをすることが望ましいです。

手でペニスを強く握りしめてしまい、強い圧力で射精することに慣れてしまうと、その強さでなければ快感を得られなくなってしまうので、パートナーとの性行為では、どうしても刺激不足が起こってしまい脳が快感の刺激としてキャッチすることが難しくなってしまうのです。

医療法人社団のクリニックによる報告によると、強すぎるグリップが原因とみられる症例は22%であり、性障害のない男性の場合、自慰握力は平均4.25kgであるのに対し、障害が見られる男性の場合は10kgを越えていたとも報告されています。

また、男性の中には、マスターベーション方法の悪い例としてあげられる「床オナ」を行なっている方は少なくありません。床オナとは、うつ伏せになり床にペニスを押し付けて、強い圧力をペニスに加えたマスターベーションになります。

このようにデスグリップになったり、床オナを行なってしまう理由には、刺激慣れによって快感を高めるために、時間の経過と共に強い刺激になってしまうと専門家により考えられています。
なので改善するために、潤滑剤を使い優しく握ってマスターベーションを繰り返し行いましょう。また、握っている手やペニスの感覚に意識を集中することで刺激を感じ取る訓練をすることが大切になります。

最初は、少ない刺激を体が感じて楽しむことが難しい場合もありますが、時間をかけて忍耐強く繰り返すことで小さな刺激にもより反応することができるようになってきます。

また、刺激を感じることに慣れてきたら「逆の手」を使ったマスターベーションによって普段とは違った刺激を感じることもいいですね。
朝から夜まで元気(プロモーション)
自分らしく挑み続けるために、巡りが非常に大切です。必要な力をしっかり届けるためには、体内のNO(一酸化窒素)による巡りを意識したサポートが欠かせません。

しかし、食事だけでこのNO系成分を継続的に摂取し続けるのは、どうしても難しいもの

必要な成分を確実に摂取するためには、日々の食事だけでは量やバランスが足りない場合が多いです。

そこで、効率よく巡りをサポートするサプリメントの利用価値が高くなります。
NOXYは、巡りをサポートする成分であるアルギニン・シトルリン(30,000mg)に加え、アスリートにも注目されているNO3成分のビートルート(30,000mg)を配合した、男性向けのNO系サプリメントです。

さらに、吸収効率を高めるビタミンC・Eや特許成分バイオペリン®を配合し、芯からみなぎる力をサポートするよう設計されています。

他にも、メンズの活力に関する研究が多く行われている「葉酸」と相性がいい組み合わせである「ビタミンB6」「ビタミンB12」が配合された論文をベースに「成分の質」と「成分の相性」にこだわった男性向けNO系サプリメントです。
シリーズ商品
「トンカットアリ」「亜鉛酵母」が配合されている「TEXY」や「ムクナエキス」「高麗人参」が配合されている「DOXY」も、それぞれ異なる成分設計で、日々のコンディション維持を意識したい方におすすめです。

これらのサプリは「男性」×「科学」をテーマに論文を軸にして成分を構成しているサプリメントであり「NOXY」「TEXY」「DOXY」は、違ったアプローチ、異なる配合成分で構成されているので、単品での使用はもちろん、目的に応じて併用でもご活用いただけます。
サプリメントは魔法のような効果は期待できませんが、継続することで確かな実感を目指すことができます。しかし、中には、使い続けても全く効果が期待できなかったりリスクがあるものもあるので選び方には注意が必要です。
下記にて正しいサプリの選び方について記載していますので、参考にしてください。
参考文献
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Jenkins, L. C., & Mulhall, J. P. (2015). Delayed orgasm and anorgasmia. Fertility and Sterility, 104(5), 1082–1088.
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McCabe, M. P., et al. (2016). The potential associations of pornography use with sexual dysfunctions: An integrative literature review of observational studies. Journal of Sexual Medicine, 13(2), 299–310.
Pascoe, M. C., Thompson, D. R., Jenkins, Z. M., & Ski, C. F. (2017). Mindfulness mediates the physiological markers of stress: Systematic review and meta-analysis. Journal of Psychiatric Research, 95, 156–178.
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小堀善友. (n.d.). 射精と勃起のメカニズムの違い. 泌尿器科医.






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