女性が、性的な刺激を受けたり、性的な興奮をするときに女性器から俗に言う「愛液」と言われる分泌液が出ます。
セックスのときに愛液がしっかりと出ている状態を「濡れる」と言いい、濡れていなければ「感じてくれてないのか?」と思ってしまう男性はいますが、「彼のことは好きで気持ちがいいけど濡れない」という場合もあるのです。
また、彼にそうやって指摘されてしまうことでプレッシャーになり、更に濡れにくくなることもあるので、デリケートな問題です。
今回、セックスで濡れにくい女性が濡れやすくする為の方法についてお伝えしていきます。
もくじ
濡れにくい原因
相性が良かったり男性のテクニックが上手だったとしても、必ずしも濡れる訳ではありません。「濡れにくい」原因としては
- 女性ホルモン不足で濡れにくい
- 身体・膣の血流が良い状態でない
- 筋肉・膣が凝り固まってる
- セックスに乗り気じゃない
- アレルギー、病気、薬が体に影響を与えてる
など様々です。
濡れにくいことで、性交痛が起きやすかったり、性欲自体低下しやすいのはもちろんですが、膣の潤いは、女性が健康的に元気に生きることと密接に関係しているので、体の不調にとなる原因にもなり得るのです。
濡れやすくする方法
では、濡れやすくする方法を大きくまとめると
- 濡れやすい食べ物
- 濡れやすくするツボ
- 濡れやすくする膣ケア
- 濡れやすくする膣トレ
- 精神的な改善
です。一つ一つより詳しく伝えたい所ではありますが、できるだけ簡潔に効果が高い方法をピックアップしてお話しします。
濡れ食事
濡れやすくするには、
- 濡れる為の女性ホルモンに似た働きをする「イソフラボン」
- 愛液はそもそも元は血液なので貧血気味だと濡れにくい為「鉄分」
- 冷え性は濡れにくいので体を温める「陽性食品」
これらを意識して摂取する事で濡れやすく改善する栄養を体に取り入れることができます。調理の仕方によって違いはありますが、
- イソフラボンを摂るなら「納豆、豆腐、大豆、ナッツ類」
- 鉄分を摂るなら「赤身肉、魚、大豆、ワカメ、ひじき、ほうれん草」
- 陽性食品を摂るなら「味噌、生姜、玄米、ごぼう、チーズ」(冬や寒い地域で取れる、土の中で取れる、暖色系の色に当てはまりやすい)
などです。どれも過剰摂取は良くありませんが、バランスの良い食事の中で意識これらの食事を取り入れるのはおすすめです。
濡れツボ
食事部分でもお話しましたが、身体が冷えている状態はとても濡れにくい状態と言えます。なので、子宮の血流がよくなり、膣まで血流がよく流れる状態を作るために、お風呂入り体を温めましょう。また、さらに子宮ツボを押すことも血流が流れやすくなるので効果的です。
もし、お風呂に毎回入るのが面倒なら、子宮と直結している「仙骨部分」に温かいシャワーをあてることでも効果があります。
仙骨と子宮は「仙骨子宮靭帯」で繋がっていますし、お腹よりも背中のほうが子宮や卵巣に近いので、仙骨を温める事は濡れやすいんですね。
温まった後、また、じんわりと温まりながらでもいいので、子宮部分に直結するツボをゆっくりと押しましょう。「5秒間押し続けたら離す」で押しましょう。
腎愈(じんゆ)
腎愈(じんゆ)は、おへその真裏から親指一本ほど離れた左右にあります。膣周辺から子宮の血液循環がよくなります。自身の親指で押しましょう。
八りょう穴(はちりょうけつ)
八りょう穴(はちりょうけつ)は、仙骨という平べったい骨のあたりにある8ケ所のツボの総称です。指ではなく握りこぶしで押すようにしましょう。骨盤の血液循環をうながすので、骨盤で循環した血液が膣周辺へ集中的に流れ込みます。
日々の習慣として温めとツボ押しは濡れに効果が ありますよ! また、腰周辺、また仙骨を日常的に温める事でも濡れ改善に効果がありますので、カイロを仙骨に貼ったりと日々の温活も意識していきましょう。
濡れ膣マッサージ
膣マッサージでは、
- 膣の中に指を入れて筋肉をマッサージすることで刺激が起こる
- 刺激によって神経細胞が反応して膣により血液が流れやすくなる
- 血液が流れれば愛液がきちんと出るようになる
- 膣が温まれば近くにある卵巣や子宮も活発になり女性ホルモンが分泌しやすくなる
このような期待ができます。
膣マッサージは、体が温まった後の方が膣のコリもほぐしやすく血流を流れやすいのでおすすめです。
では、早速実践です。
- 指を濡らします
- 指を膣に押し広げながらゆっくりと第1関節〜第2関節くらいまで腟の中に入れる
- 上下左右と4箇所を5秒間押し続けたら離すを8〜10回繰り返す
膣が柔らかくなり、血流も流れやすくなり、女性ホルモン分泌も促す事ができる膣マッサージは万能です。他にできるのなら、股関節や腸腰筋のストレッチやしっかりと水分の補給は行うといいですね。
濡れ膣トレ
膣トレでは、骨盤底筋を鍛えます。骨盤底筋は意識して動かさないと退化しますし、出産を迎えた女性はさらに衰退してしまっている女性が多いです。
膣トレでは、
- 下半身の血流が良くなり濡れやすく感じやすくなる
- 骨盤底筋の機能が上がり感度も上がりオーガズムに達しやすくなる
- 女性ホルモンが分泌されやすくなり血行が良くなり更に濡れやすくなる
他にも、スタイルの改善、ダイエット効果と他の恩恵もあります。
では、効果的で楽に続けられる膣トレ方法は「ケーゲル体操」になります。
ケーゲル体操の方法
- 膝を軽く曲げてあおむけに寝る
- 全身の力を抜いて5秒かけて「肛門→膣→尿道」の順番でギュッ締め付ける
- 5秒かけてゆっくり入れていた力を抜く
- 8〜10回繰り返す
また、膣トレの効果をより効率的に感じるために、膣トレグッズであるインナーボールを使うのも一つです。インナーボールは入れておくだけでも効果があるので最強です。
インナーボールを入れながらケーゲル運動をするのもおすすめ。長時間入れておかなくても、一日に10~15分程入れておくだけでも効果があります。
インナーボールを使うことで、自身の感度UP効果だけじゃなく、自身のも引き締まるので、
濡れやすい精神
濡れやすくするためには、肉体的な準備が出来ても性的な興奮が出来なければ、脳が愛液をだす指令を出してくれないので、しっかり濡れません。なので、女性自身が性的な興奮に没頭できる環境や状態でセックスをする事が大事なのです。
なので、もし女性自身がセックスに乗り気でないのに無理やりセックスをしたとしても、濡れにくくなってしまうので、ゆっくり休むのも一つです。
また、男性のセックスが下手で感じられない、乗り気になれない場合にも濡れにくいです。その場合には、優しくコミュニケーションをとって改善してもらう事も大切ですね。「下手だよ」と言ってしまうと傷つくので「こうやって触ってくれた方が気持ちがいいな」と自分の気持ちで話をすると優しく伝わりやすいです。
セックス中なんらかの行為によって気持ちが冷めてしまいそうになるなら、自身の興奮する鉄板ネタを頭で思い浮かべて性的なスイッチを入れるのも一つの技です。
また、濡れ不足になってしまった場合にも、膣内用の潤滑ゼリーを使う事でスムーズなセックスが可能です。
なので、濡れないことが一つの心のカセになってしまっているのでしたら、潤滑ゼリーを使いましょう。温感性の物、チューブ型、使い切りと様々あるので自分に合ったものを使うのも一つですよ。
濡れ不足のベースは「ホルモンバランスの乱れ」
生理はホルモンの影響を受けており、エストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンによって、生理や排卵が起こります。
このうちエストロゲンは性欲を増強させ、排卵前にピークとなり、徐々に減っていきます。そのため、排卵日前後は性欲が増強します。そしてプロゲステロンは、子宮内膜を整えたり、体内の水分を保ったり、基礎体温を上昇させる働きがあるので、この2つのホルモンは女性の濡れにはとても重要な女性ホルモンなのです。
このホルモンバランスが乱れてしまい分泌が少なかったりすることで、濡れにくい体になり、性欲も湧かなくなってしまいます。
なので、ホルモンバランスを整えるために、生活習慣である「バランスの良い食事」「良質な睡眠」「適度な運動」はとても大切です。そして、これらをベースに、「膣トレ」「膣マッサージ」を取り入れる事でより効果があるので、是非取り入れてくださいね!
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